米Micron Technologyは5月18日、世界最小の8メガピクセルイメージセンサーを開発したと発表した。超高速の写真撮影とHDビデオの撮影が可能になるとしている。
同社は1.75マイクロメートルのピクセルデザインを使い、デジタルカメラで標準的な1/2.5インチ光学フォーマットの8メガピクセルイメージセンサーを開発し、試作品を披露した。
Micronによれば、これを使ったデジタルカメラでは高解像度の写真撮影とHDビデオ撮影が可能になる。11×14インチの写真が撮影できるほか、画質を損なうことなく画像の一部を拡大して印刷することも可能。
連射機能では8メガピクセルの解像度で毎秒10枚以上、2メガピクセルの解像度なら毎秒30枚以上の撮影が可能。HDビデオは720pで毎秒30フレームの撮影ができる。手ぶれ補正や高速オートフォーカスといった機能にも利用できる。
携帯電話のカメラは現在1/4インチの光学フォーマットが主流だが、1.75マイクロピクセルで構築されたMicronのセンサーを使えば、携帯電話のサイズを変えずに3メガピクセルの解像度を実現できるとしている。
8メガピクセルイメージセンサーは今年秋に顧客向けのサンプル出荷を開始し、2007年上半期に量産に入る予定。
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