日立電線は6月7日より、同社のオールインワンIP-PBX「AquaVocal」と、NTTドコモのFOMA/無線LANデュアル端末「N900iL」(2004年7月13日の記事参照)、無線LANアクセスポイント、イーサネットスイッチなど、N900iLを導入するために必要な機器類をセットにした、中小規模オフィス向けソリューションパッケージの販売を開始する。
AquaVocalは、200ユーザー以内の中小規模のオフィスや、大企業の支店、営業所向けに開発、販売されている製品。IP-PBX機能のほか、IPキャリアゲートウェイやPSTNゲートウェイ、構内のアナログ電話を収容するためのゲートウェイなど各種ゲートウェイ機能、PPPoE機能、停電時でもアナログ電話機から公衆網へ発着信が可能なサバイバル機能など、オフィスにIP電話を導入するために必要な各種機能を装備している。
同社はAquaVocalとN900iLとを連携させ、中小規模オフィス向けにソリューションパッケージとして提供。利用者の勤務形態に合わせ、N900iLのほか、同社ワイヤレスIP電話機「WirelessIP5000」、サクサの固定IP電話機が選択可能だ。
同パッケージの価格は、電話機の組み合わせやアクセスポイントの数により変動する。N900iLを30台、「WirelessIP5000」を30台、固定電話機を40台、無線LANアクセスポイントを4台とした場合の、100ユーザー向けパッケージの予定価格は400万円となっている。別途、設置費用、工事費用、保守費用などが必要となる。
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