レビュー
» 2006年06月21日 10時57分 公開

ケイト・スペード&ソニースタイルのコラボバッグはPCバッグに見えない?(2/2 ページ)

[吉岡綾乃,ITmedia]
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雨は大丈夫?

 実際使ってみていいと思ったのが、たっぷりとマチがとってあること。FURLA+インテルの「Classic」よりも、さらにたくさん荷物が入ります。PCのほかに、A4サイズのファイルやバインダーを入れてもまだ余裕。柔らかいキャンバス地なので、厚みが多い物を入れてバッグがふくらんでも心配ありません。

 ポケットがたくさん付いていて、なかにはACアダプタなどを入れられる大きなものもあります。ただ深いポケットばかりなので、携帯電話やペンなど細かいものを分けて入れると中身を見失いがちで、そこがちょっと気になりました。

 素材はキャンバス地&牛革で、インナー部分は布地です。雨が降ると染みそうで心配していたのですが、ソニーに問い合わせてみたところ「とくに撥水加工はしていませんが、生地を選定するときに一般的な使用で問題ないことを確認する試験を行いました。水や汗がしみこんだ状態での色落ちはありません。濡れた状態のままで強くこすると色落ちする場合はあります」という回答をいただきました。雨はあまり心配しなくてもよさそうです。

技ありインナー、せっかくならサイズを選びたい

VAIO typeFなど、A4ノートがぴったり入るサイズのインナー。バッグに対してインナーが大きすぎて、バッグのデザインを邪魔している気が(左)。肩からかけられなくはないが、かなり窮屈(右)

 CC-KATEの大きなポイントが、耐衝撃性に優れたインナー「VAIO Smart Protection」。このインナーが、実に凝っているのです。側面と底面に異なる衝撃吸収剤(低反発ウレタン)を使っていて、がっちりとPCを守る、というもの。

 側面にはウレタン以外に芯材も入っていて、満員電車で押されたり、尖った物がPCに当たっても、液晶パネルが損傷しないようになっています。一方、底面に入っているウレタンは、バッグを置いたときなどに受ける底面への衝撃や、バッグの角が壁や人に当たった場合の衝撃を軽減するようになっています。

 そんな賢い造りのインナーなのですが、サイズがいまいちバッグ本体と合っていないような気が。インナーがバッグに入らない、なんてことはさすがにないですが、インナーを入れるとバッグの横幅はパッツパツ。せっかくの「kate spade」的なバッグのラインを崩してしまっているように見えます。

 ちなみにインナーサイズはA4ノート用で、内径は34×24×4センチ。私が持ち歩いているPCがB5サイズなので、このインナーだと大きすぎるのです。PCを入れてもインナーの中で右へ左へ動くので、結局ほかのPCケースに収納した上で入れ子にしてバッグに入れて……、えーん、意味ナシ。5万円近くするバッグなんですから、せめて、A4サイズとB5サイズの2種類くらいはインナーのサイズを選べるようにしてほしいのです。

 取っ手の長さは「肩にかけられなくはないが、ちょっと窮屈」といった程度で、基本的には腕にかけて使うデザインです。ただPCバッグの中身はどうしても重くなってしまうもの。毎日5キロ以上の荷物を腕にかけて持ち歩いていると、ひじの内側が赤くはれてしまうことも多いし、体力的にもしんどいです。前にも書いた通り、女性向けのPCバッグは、ストラップのサイズは腕でも肩でもかけやすいものでないと、とても常用できません。

 使っていてもう1つ気になったのが、取っ手部分のデザイン。2本付いている取っ手の上の部分をくるんでスナップで留めるデザインになっています。お財布や定期入れといった小さなものは取っ手を留めたままでも取り出せるのでいいのですが、PCや(紙の)ノートを使いたいときは、取っ手部分を外さないと中身を取り出せないのです。いちいち“留めて外して”をしなくてはいけないのはかなり面倒。留めていなくてもサマになるデザインだといいのですが。デザインとしてはいいアクセントになっているし、ちょうど腕や肩にかける部分なので、当たりが柔らかくなっていいのですが、実用という視点では気になりました。

 このCC-KATE、インナーのサイズが大きすぎる点や、取っ手部分の留め具を外さないとPCを出し入れできないところ、肩掛けしにくいところなど、使い勝手を大きく左右する部分で気になった点があったのは事実です。しかし、たっぷりと取ってあるマチ、取っ手部分とバッグ本体が一体になったデザインで、ありがちな「取っ手が切れてしまう」という事態が起こりにくいことなど、大きくて重いPCを入れるのに適した配慮もあちこち感じられました。何より、今まで見たPCバッグの中で、最もデザイン的によかったのがこれ。「オンにもオフにも使える女性向けPCバッグ」「バッグとして欲しくなる」というコンセプトをさらに追求した、第2弾が登場するのが今から楽しみです。

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