シンガポールで開催中のNokia Connection 2006でNokiaは、同社の新しい製品カテゴリーの1つ「Connect」に属するGSM/CDMA端末を発表した(6月19日の記事参照)。いずれもストレート型で、Nokia Series40を搭載している。
Nokia 6080は、機能を抑えた低価格端末ながら、スタイルに徹底的にこだわった点が特徴。105.4×44.3×18.6ミリ、91グラムのコンパクトなストレート型ボディで、本体のカラーリングはモノトーンのブラックを採用した。キーパッドとスピーカー周りがブラック、ゴールド、シルバーにコーティングされた3色が用意される。
ダイヤルキーは、横に3つのキーパッドが連続して並んでおり、一見すると一体化しているようにも見える。また待受時はキーパッド周りの文字とディスプレイが完全に消灯し、ボディー上にキーパッドのメタリックなモールドだけが浮かび上がる。
Nokia 6080は、LGの大ヒット端末である「チョコレートフォン」に似たイメージがあるが、それとの違いについて説明員は「チョコレートフォンは400ユーロ以上。Nokia6080はわずか180ユーロで入手できる」といい、デザインだけでなく価格面でも、十分に競争力があるとアピールする。
背面はすべり止め加工が施されており、これは高級感を持たせたデザインにするためのものだという。ただし前面との質感の統一を考え、発売までにデザインや仕上げは変更する可能性もあるとした。
対応システムはGSM900/1800/1900MHzまたは850/1800/1900MHz。2006年第4四半期に発売予定。
Nokia 6275は、ステンレスを外装に利用したスリムなストレート型端末。CDMA2000 1X に対応し、2メガピクセルカメラやFMラジオ、2Gバイトまで利用可能なMicroSDカードスロットを搭載、オーディオ/ビデオストリーミングに対応するなど、マルチメディア機能を重視している。ディスプレイは解像度240×320ピクセルの2インチのものを採用。BluetoothやPictBridgeにも対応している。
ボディサイズは109×42.8×17.2ミリで、重さは約105グラム。2006年第4四半期にアメリカやアジアのCDMA市場に投入する予定だ。
Nokia 2875は、若年層をターゲットにした低価格なモデルだ。携帯電話を楽しんで利用するための装備として、動画スクリーンセーバーや着信動画再生、ビデオストリーミングなどを盛り込み、130万画素カメラやBluetooth 2.0の通信機能も備える。ボディーカラーはモカブラウン、シャンペン、パールピンク、チャコールグレイと落ち着いた色合いが用意された。
サイズは105.5×42.5×19ミリ、重さは約94グラム。2006年第4四半期にアメリカやアジアのCDMAマーケットで発売予定。
Nokia Connection 2006の会場には、イベントに合わせて発表されたローエンド端末「Nokia 1110i」も展示されていた。すでにアジアの一部市場で発売されている「Nokia 1112」のバリエーションモデルで、液晶をモノクロ白色から緑色に変更してさらに価格を下げている。大きいバッテリーやアンテナインジケーターの表示、メニューの大型アイコン表示、「*」キーの長押しで現在時刻を読み上げる機能など、使いやすさに配慮した設計になっている。
サイズは104×44×17ミリ、重さ約80グラム。2006年第3四半期に東南アジアやインドなどで発売予定。
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