英Symbianは11月16日、2000年に出荷を開始したSymbian OS搭載スマートフォンの世界全体での総出荷台数が、1億台に達したと発表した。
Symbian OSを搭載した初の端末「Ericsson R380」が2000年に出荷されて以来、2006年第3四半期末時点で同OS搭載端末の種類は106機種、採用端末メーカーは10社、開発中のモデルは49機種に上る。
また、2006年第3四半期の同OS搭載端末の出荷台数は1300万台で、前年同期の850万台から52%増を記録。第3四半期までの2006年出荷台数は3700万台となった。同OS向けのサードパーティーによるアプリケーションは第3四半期末時点で6120本となり、前年同期から39%増加した。
Symbianのナイジェル・クリフォードCEOは、途上国での普及と若者層への浸透が、スマートフォン市場を拡大する2つのトレンドだと述べた。クリフォード氏によると、将来急速な伸びが期待できるのは中国、インド、ブラジルなどの市場で、5年以内にはスマートフォン売り上げの50%を途上国の売り上げが占めるようになる見通しという。
調査会社IDCのアンディ・ブラウン氏によると、スマートフォンの総出荷台数は2011年には10億台に達する見込みだ。年間出荷台数は、2005年の5700万台から、2010年には2億5000万台に達すると予測している。
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