米QUALCOMMがフィンランドNokiaを特許侵害で訴えている件で、Nokiaは2月27日、調査を行っている米国際貿易委員会(ITC)の行政法判事が、訴訟手続きを追って通知があるまで中止するよう命じたと発表した。この特許訴訟の裁判は、3月5日に予定されていた。
この訴訟は、QUALCOMMが2006年6月に、同社の特許6件をNokiaが侵害したとしてITCに申し立てを行ったもの。ITCはこれを受けて7月に調査を開始していたが、QUALCOMMは、特許6件のうち3件についての申し立てを後日取り下げている。
NokiaはQUALCOMMによる一部取り下げを「QUALCOMMの主張の弱さを反映したもの」とコメント。残り3件についても、中断命令が解除されて裁判に至ったとしても「申し立てが論拠を欠いていることを立証」していきたいとしている。
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