楽天リサーチと三菱総合研究所は3月14日、15歳から69歳の男女を対象に行った「第25回携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査」の結果を発表した。調査は1月13日から同23日にかけて実施されたもの。調査対象は回答者全員(3万9971人)から抽出した2000人で、2006年12月に携帯電話・PHSの新規契約・機種変更・キャリア変更を行ったユーザー。
今回の調査から、2006年12月中の携帯電話会社間での流出入を推計すると、他社からの移行数ではauが最多であることが分かった。NTTドコモからは11万件、ソフトバンクモバイルからは7万件の入超となっている。新しく携帯電話・PHSを契約した純新規ユーザーの獲得では、同じくauとソフトバンクモバイルが健闘しているという。
移行したユーザーの特徴を見ると、ドコモからは1日の平均利用時間が3分未満のライトユーザーが流出し、1日の平均利用時間3分から5分のミディアムユーザーが流入している。auでは1日の平均利用時間5分以上のヘビーユーザーが流出し、ライトユーザーが流入。ソフトバンクモバイルは、ソフトバンク同士の通話を無料とする料金プランを新設したことにより、ヘビーユーザーが流入している。
なお、キャリアを選択した理由については、NTTドコモに移行したユーザーは、「通話可能エリアが広い」「海外で利用できる国が多い」を挙げている。auに移行したユーザーは「通話可能エリアが広い」「携帯電話機のラインアップに魅力的なものがある」「携帯電話会社のイメージが良い」「通話料金が安い」という理由を、ソフトバンクに移行したユーザーは、「通話料金が安い」という理由を挙げている。
純新規ユーザーのキャリア選択理由は、ドコモでは「通話可能エリアが広い」、auでは「通話可能エリアが広い」「通話料金が安い」、ソフトバンクでは「通話料金が安い」、ウィルコムでは「通話料金が安い」「パケット料金が安い」という回答が多かった。移行ユーザーと比較すると、「料金の安さ」と「通話可能エリア」を重視する傾向が見られた。
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