米Motorolaは3月21日、第1四半期(1〜3月期)の業績予想を下方修正すると発表した。携帯端末部門の「予想を下回る売り上げと営業利益」を反映したもので、売上高を92億〜93億ドル、最終損益を1株当たり7〜9セントの損失とみている。修正前は、1〜3月期の売上高を104億〜106億ドルと見込んでいた。
Motorolaでは、下方修正の理由について、モバイル・デバイス部門の「販売台数の減少」や「価格面での困難な環境」を挙げており、年間の業績も前回予想を大きく下回る見通しだという。モバイル・デバイス部門は第1四半期に営業損失を計上するものの、下期にかけて徐々に収益を回復し、年間では黒字を計上するとしている。ネットワークス・エンタープライズ部門、コネクテッド・ホーム・ソリューション部門の見通しには変更はないという。
Motorolaは併せて、ネットワークス・エンタープライズ部門責任者のグレッグ・ブラウン氏を、同日付で社長兼COO(最高執行責任者)に任命する人事を発表。また、4月1日付で執行副社長兼CFO(最高財務責任者)のデビッド・デボンシャー氏がCFO職を退き、トーマス・J・メレディス氏がCFO代理に就任することも明らかにした。
ブラウン氏は、2003年にMotorolaに入社する前は、ソフトウェア会社Micromuseで会長兼CEOを務めた人物。CFO代理となるメレディス氏は、2005年からMotorolaの取締役を務めている。1992年から2000年の間は、米Dellで上級副社長兼CFOを務めた経歴を持つ。
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