ECR,年内にxDSL契約数は115万へ拡大すると予測市場調査会社のイーシー リサーチ(ECR)によると,ISP各社から安価なサービスが提供されることから,xDSLは2001年中に115万契約に達するという。
IT専門の市場調査会社であるイーシー リサーチ(ECR)は7月30日,国内のブロードバンドアクセス市場予測を発表した。これは,同社がまとめた調査レポート「国内ブロードバンドアクセス市場戦略分析」から抜粋したもの。調査結果では,2001年中にCATVやFTTHなどを含むブロードバンドアクセスの契約者数は418万人にまで拡大し,そのうちxDSL回線が115万を占めるという。 2001年の市場動向について,ECRは2つのトピックを挙げる。まず,Yahoo! BBが月額2280円の低価格サービスを発表し,それに追随するようにSo-netや@niftyといった大手ISPがADSLサービスを相次いで値下げしていること。この動きは,今年後半にかけて加速度を増し,同時にサービスメニューの充実も図られるという。もう1つは,光ファイバーを利用したFTTHサービスを有線ブロードネットワークスやNTT東西地域会社が開始し,各ISPが対応メニューを準備していることだ。 これらの要因により,従来型のダイヤルアップ接続からの乗り換えが進む。インターネット接続契約者数は,年内に2777万人にまで膨らみ,そのうちブロードバンドアクセスが418万人を占めるという。なお,同社では「ブロードバンド」を500Kbps以上の通信速度を持つ回線と定義しているが,数字には企業用途の専用線などを含んでいる点も留意したい。 このうち,もっとも顕著な伸びをみせるのがxDSL。ADSL,SDSL,VDSLなどコンシューマー/企業用途を合わせ,2001年中に115万,2002年には418万,2004年には854万に達する見込みだという(下表参照)。
ECRのシニアアナリスト,三浦和義氏は「2001年で418万人という数字は,けっして大きなものではない。事実,@niftyは1999年の1年間で300万の契約数を獲得している。Yahoo! BBの低価格戦略は,その知名度や既存ポータルサービスのユーザー数といった潜在能力をみる限り,市場を拡大させる可能性を十分もっている」と話している。 さらに,2002年以降もその傾向は続き,2004年にはブロードバンド契約者数が1461万人,全体に占める割合は46.6%に達する見込みだという。 国内のインターネット接続事情 テクノロジー別の推移 関連リンク [芹澤隆徳 ,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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