アドテックが低価格無線LAN製品群を発表──APとPCカードのセットが3万円を切るブロードバンドルータ市場のシェア獲得を目指すアドテックは,戦略的な価格で無線LAN製品を投入する。
アドテックは8月16日,ネットワーク製品シリーズ「Broad CAT」にIEEE 802.11b準拠の無線LAN製品群を追加した。アクセスポイント「ADLINK340AP」が2万1800円,無線LANカード「ADLINK340C」が8800円,アクセスポイントとカードのセット商品「ADLINK340APC」が2万9800円という,アグレッシブな価格付けが特徴。アドテックでは,「シェア獲得のため,業界最低価格での投入となった」と話している。 アクセスポイントのADLINK340APは,シンプルながらも必要な機能はおさえた製品だ。WAN側ポートに10/100BASE-TXポートを装備したほか,NTT「フレッツ・ADSL」などで利用するPPPoEクライアント機能,暗号化の128ビットWEP,ESSID方式によるグルーピング,MACアドレスフィルタリングなどを搭載している。また,複数のAPを配置した場所で自動的に接続を切り替えるマルチチャンネルローミング機能も搭載した。逆に,有線ポートやバーチャルサーバ機能は搭載していない(各機能についてはこちらを参照してほしい)。 対応OSは,Windows 98/Me/2000。専用ユーティリティ,Telnet経由にくわえ,Webブラウザを使ったリモート設定も可能だ。主な仕様は以下の通り。いずれも8月27日の出荷を予定している。
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