NTT-ME，ストリーミング対応STB「わくわくステーションII」を発表

エヌ・ティ・ティ エムイーは，イーサネットポートとストリーミング再生機能を搭載した「わくわくステーションII」を発表した。リビングのTVでフル画面サイズのストリーミング動画を楽しめる。

【国内記事】

2001年8月30日更新

　エヌ・ティ・ティ エムイー（NTT-ME）は8月30日，TVでWebブラウズが楽しめるSTB（セットトップボックス）「わくわくステーション」シリーズの新製品として，イーサネットポートとストリーミング再生機能を搭載した「わくわくステーションII」を発表した。リビングのTVでフル画面サイズのストリーミング動画を手軽に楽しむことができるのがメリットだ。

　わくわくステーションIIのラインアップは，イーサネットポートを搭載した「Type D」，アナログモデムとイーサネットの両方を持つ「Type E」の2機種。いずれもx86系のCPUを搭載したPCアーキテクチャがベースだが，スペックや搭載されるソフトに違いがある。Type Dは，Windows CEに「MediaPlayer」という組み合わせ。一方のType EはLinuxと「RealPlayer」を搭載している。CPUは233MHzもしくは333MHzで，「今後，主流になる300Kbps程度のストリーミング動画にフォーカスした」（同社）という。ただし，両機種ともストレージは持たず，ダウンロード型コンテンツは視聴できない。当然，それぞれの搭載ソフトが対応していないフォーマットの再生も不可能だ。

　そのほかの主な仕様は以下の通り。オプションでワイヤレスキーボードも用意される。

製品名	Type D
CPU	333MHz
メモリ	64Mバイト
インタフェース	10/100BASE-T，USB×2，シリアル，パラレル，S端子，ビデオ入出力
OS	Windows CE 3.0
Webブラウザ	Internet Explorer 4.0
ストリーミングソフト	MediaPlayer 6.4
本体サイズ	340（幅）×275（奥行き）×68（高さ）ミリ
重量	2.3キロ
出荷時期	2001年12月
価格	5万円程度

製品名	Type E
CPU	233MHz
メモリ	64Mバイト
インタフェース	10/100BASE-T，RJ-11（56Kbpsモデム），USB×2，パラレル，S端子，コンポジットビデオ出力
OS	Linux
Webブラウザ	独自ブラウザ
ストリーミングソフト	RealPlayer8
本体サイズ	340（幅）×266（奥行き）×60（高さ）ミリ
重量	2.1キロ
出荷時期	来春
価格	5万円程度

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