サクラサク〜Windows XP&Yahoo! Cafeが深夜の発進Windows XPの深夜発売が始まった11月16日午前0時,「Yahoo! Cafe」の2号店が秋葉原オープンした。15分後にはほぼ満席になる盛況ぶりだ。
Windows XPの深夜発売が全国各地で行われた11月16日,「Yahoo! Cafe」の2号店がオープンした。寒空の下でカウントダウンを待つ秋葉原から,オープン直前の様子をレポートしよう。
Yahoo! Cafeは,「ラオックス ザ・デジタル館」デジタル館の2階フロアにある。オーディオ販売スペースを一部を改装する形で設けられ,エスカレーターで2階に上がると目の前がカフェという好立地だ。店内は,表参道の1号店と同じく,インターネットカフェというより,お洒落なオープンカフェといった趣(オープンではないが,窓際なので外がよく見える)。NEC,富士通,日立製作所,ソーテックなど6社の最新型PC,それも多くは最上位機種が30台ほど並んでいた。
来客は,受付でUSBキーを受け取り,自由にPCに触れることができる(無料の会員登録が必要)。店内のPCは,それぞれ独立したYahoo! BBのADSL回線に接続されているが,見映えを良くするため,ケーブルはモデムのラックから天井と柱の中を通ってテーブルまで延びていた。また,30台のうち4台はコレガの無線LANで接続されているという。ただし,この無線LANもプロモーションとして設置されたもので,ホットスポットのように持ち込んだPCを接続できるわけではない。
デジタル館とNTT収容局との距離は正確には分からないが,直線距離では1キロ未満だという。条件が良いだけあって,Web上のスピード計測サイト(SpeedEye)で計ってみると,いずれのPCも4.8〜4.9Mbpsを叩き出した。スピードは十分だ。
いよいよオープン,で人がなだれ込むさて,こうしている間にも時間は過ぎ,いよいよ午前0時前。1階のWindows XP販売はどうなっているのか? デジタル館は,お祭り騒ぎのメイン会場と目されるラオックス「ザ・コンピューター館」やソフマップ「シカゴ館」がある一角とは秋葉原駅を挟んで逆方向。さすがに場所的につらいのか,並んでいる人たちは10人に満たなかった。デジタル館の店員も「不況ですからねぇ」と笑う。
カウントダウンやくす玉割りもなく,ちょっと拍子抜けしたまま午前0時を過ぎる。もちろん混乱もなく,整然と店内に入るお客たち。と,その中の数人が,山積みのWindows XPには目もくれず,そのままYahoo! Cafeに入った。熱心にディスプレイに向かう姿にちょっと違和感を憶えつつ,続いて店内に。Windows XPは買わないのかと訊ねると,「私,ヤ○ーの社員なんです」。しまった。サク……もとい,関係者の方でしたか。 12時10分を回ったあたりから,Windows XPの袋を下げたお客の姿が増えてくる。「皆さん,ザ・コン館でWindows XPを買って,帰りにYahoo! Cafeを見に寄っているようですね」とはデジタル館店員の弁。値引きや抽選で当たる景品は同じなのだが,やはり賑やかなほうに人は集まるようだ。逆にいえば,穴場といえなくもない。なんといっても,デジタル館のWindows XPには,Yahoo! Cafeの「飲みもの券」がもれなくバンドルされているのだ。
Yahoo! Cafeの店内は,ほぼ満席状態となり,一目でIT業界関係者と分かるスーツ姿の人から,熱心にYahoo! BBの速度チェックをするマニアな人,さらにはデート気分のカップルまでと盛況だ。出足としてはまずまずだろう。 「秋葉原って,なかなか休む場所がないですよね。休憩しながらPCを触って,少しでも(PCの)購入に繋がれば……というのがラオックスのコンセプトです。ヤフーは,ブランドの認知度向上と,将来的にコンテンツや広告ビジネスに繋がるマーケティングデータを得るわけです」(ヤフー広報)。 時間は既に午前0時20分を回り,秋葉原の街は終電を目指して駅に向かう人たちが増え始めた。他店を回ってみても,この頃を過ぎると一般客の姿はまばらで,報道陣と関係者ばかりが目立つ。有楽町のほうは“乙葉ちゃん効果”(Newsのとても詳細な記事を参照)で相当盛り上がっていたようだが,秋葉原の夜は少しばかり早かった。 関連記事 [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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