レッドスター社長,ファイルローグを批判
コンピュータ・楽器業界の商品企画やコンサルティングなどを手がけるレッドスターの松川政裕社長は14日,都内で開催されたデジタルコンテンツ産業研究会の席上で日本MMOを批判した。同社の提供するファイル共有ソフト「ファイルローグ」は,著作権法に明記された送信可能化権の侵害を助長する,というのが趣旨。 同氏は「そもそも“ファイル交換をしたくて”サービスを利用するユーザーなどいない。ユーザーの目的は本来有料の音楽ファイルなどを,無料で手に入れることだ」と断じる。こうした事態になるのが分かっていながらサービス提供に踏み切った日本MMOは,「悪質だ」ともいう。 同氏はまた,アーティストで成功するのは,4万人に1人くらいの割合といわれていることを紹介。「業界が苦労して探し出し,お金をかけて育てたアーティストのコンテンツを,お金もはらわずに最後に横からさらわれたのではたまらない」と話した。 「こうした行為は業界の努力を無にする。音楽産業や文化といったものを衰退させることになりかねない」。同日夜には別途,公式にプレスリリースを配布するなど,この問題に対する怒りを露わにしている。 ファイルローグについて日本MMOでは,国外にサーバがあるため,日本の法律の適用外だと主張。また,権利侵害を主張する権利者から通知があった場合には,当該著作物を削除する「ノーティス・アンド・テイクダウン手続き」を適用することを表明している(11月30日の記事を参照)。
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