プライベートIPアドレスでもWebサーバを公開できる新技術「P-DNS」登場

固定IPアドレスでもなく,グローバルIPアドレスでもない。そんなユーザーにもサーバ公開への道は開かれている。

【国内記事】 2002年1月24日更新

 Pxi(ザイ)は1月24日,プライベートIPアドレスや動的に割り振られるグローバルIPアドレスでもWebサーバを公開できるサービス「P-DNS」(Pxi Domain Name Service)を提供開始すると発表した。個人ユーザー向け料金は30日コース1000円,一年コース9000円など。


クリックするとより詳細な説明を表示(出典はPxi)

 P-DNSはブラウザからのリクエストを直接Webサーバに送らず,P-DNSサーバを介して接続する仕組み。サーバにするPCには専用の接続プログラムを組み込み,起動時にP-DNSサーバに接続する。

 直接Webサーバにアクセスできないためセキュリティ面で優れるほか,サーバとなるPCが起動していないときはP-DNSサーバが代理応答して,替わりのHTMLファイルをクライアントに送ることもできる。

 HTTPにのみ対応しており,ポートは80番を使用する。今後はFTPやSMTPなどにも対応を検討している。当面はLinux版を提供するが,近日中にWindows版をリリース予定。技術は現在,特許出願中だという。

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[ITmedia]

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