「ユニバーサルサービス基金負担は新規参入を阻害」イー・アクセス
イー・アクセスは2月14日,政府の情報通信審議会が答申したユニバーサルサービスのコスト負担ルールについて,「新規参入の意欲をそぐものになりかねない」として反対する意見書を総務省に対して提出した。 通信事業における「ユニバーサルサービス」は,加入電話や公衆電話,緊急通報の各サービスを全国一円に同料金で提供することを指し,NTT東西地域会社に義務付けられている。NTT東西地域会社は,地方の不採算な電話サービスを支え続けるコスト負担が重く,“都市に限れば電話料金はもっと安くできる”と不満もたまっている。このため通信事業者各社が費用を出し合って基金を設立,ユニバーサルサービスの維持に充てるとする案が提出されている。 これについてイー・アクセスは,基金で補てんの対象となるコストは,NTTの非効率性と事業者間競争が進んだために発生した「過去の負債」だと指摘。ADSL事業者など,新技術を使った通信事業者に負担を負わせるのはアンフェアとし,新規参入意欲に冷水を浴びせる結果になるかねないとして反発している。
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