アッカ,富士通製モデムのハングアップは全体の2%程度アッカ・ネットワークスは2月14日,同社のフルレートADSLサービスで使用している富士通製ルータタイプモデムに関する障害を報告した。利用中にモデムがハングアップし,モデムの「STATUS」ランプが点灯または消灯したままになる。
アッカ・ネットワークスは2月14日,同社のフルレートADSLサービスで使用している富士通製ルータタイプモデムに関する障害を報告した。利用中にモデムがハングアップし,モデムの「STATUS」ランプが点灯または消灯したままになるという。アッカでは,これまでのユーザー報告をもとに「障害が起きたのは全体の2%程度」としているが,27日から対処済みの新ファームウェアを配布する予定だ。 トラブルの原因は,グローバルIPアドレスとローカルIPアドレスの割り当て情報などを保存しておく「NATテーブル」の不具合。2つのケースでハングアップが起こる。 1つは,DMZ設定を有効にして(出荷時設定では無効),ストリーミングビデオなどの連続したデータを流し続けた場合。NATテーブルの不具合が原因でメモリオーバーフローを起こし,ハングアップする。この場合,再起動してDMZ設定を無効にすれば障害は起こらなくなる。一時的にDMZは利用できなくなるが,新ファームウェアを導入すれば,この問題も解消されるという。 もう1つは,NATテーブルに対する書き込みが,2つ以上重なった場合。例えば,モデムの電源を入れた直後にPCのWebブラウザを立ち上げた,といったケースだ。WAN側のグローバルIPアドレスを取得する作業と,LAN側のアクセスが重なり,ハングアップする可能性が高い。 同社によると,「モデムは,リンクアップのあと3秒程度でグローバルアドレスを取得する。この間にPC側でIPアドレスを必要とする作業を行うと障害が起きる」という。LAN側に多数のPCをつなぎ,並行して作業を行っている事業所などは注意が必要だ。なお,ハングアップした場合でも,モデムを再起動することで復旧できる。 問い合わせ先 Fujitsu ADSLModemコールセンター TEL(0120)028-523
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