アルファ・オメガソフトとニフティ,韓国映画のオンライン配信を開始アルファ・オメガソフトがニフティと共同で韓国映画のオンライン配信サービスに乗り出す。コンテンツの運営管理にあたる「フジキャスト」を設立,3月には@niftyの「Cineplex@nifty」で3本の映画を公開する計画だ。
アルファ・オメガソフトは2月14日,ニフティと共同で韓国映画コンテンツのオンライン配信サービスを開始すると発表した。イー・アクセスの協力のもと,同日よりプレビュー配信を開始。3月14日から@niftyで本格サービスを開始するという。記者会見では,映画「シュリ」のイ・ミョンヒョン役で日本にもファンが多い女優のKim Yunjin(キム・ユンジン)さんが参加し,華を添えた。
映画などの映像コンテンツは,著作権処理の煩雑さからオンライン配信の難しさが指摘されている(昨年7月の記事を参照)が,アルファ・オメガソフトは今回,韓国の著作権隣接権者(俳優など)が多く協力しているコンテンツ配給会社iConMediaと提携することで,この問題をクリアした。 iConMediaは,韓国内はもとより,アジアや欧州の映画に関するオンライン配信権を多数所有している。アルファ・オメガソフトは,コンテンツの運営管理にあたる専門の子会社「フジキャスト」を設立し,iConMediaの協力のもとでコンテンツ配信に乗り出す。
同日設立されたフジキャストの小林俊郎代表は,「iConMediaは200から300タイトルの映画をオンライン配信する権利を所有している。本サービス開始後は,隔週で3本ずつ,タイトルを追加していく方針だ」とした。 第1回の配信映画は,「八月のクリスマス」「ユリョン」「接続/ザ・コンタクト」の3本。まず,イー・アクセスのコンテンツポータル「Be My Way」で1カ月間のプレビューを実施したあと,3月14日からニフティのオンラインシネマコンプレックス「Cineplex@nifty」に場所を移して本格サービスに移行する。
プレビュー時は,イー・アクセスのADSLユーザーのみを対象として無料配信する。ビットレートは500Kbpsで,再生には「Windows Media Player」が必要。視聴者を対象にアンケートを行い,マーケティングに役立てるのが目的だ。 一方,ニフティでは,3月14日より最大2.5Mbpsのビットレートで有料配信を行う。ただし,ADSLが急速に普及しているとはいえ,2.5Mbpsの帯域を安定的に確保できるユーザーは限られている。このため,「700Kbpsなど,いくつかのビットレートで配信を行う見込みだ」(小林氏)という。価格は一本あたり300〜500円になる予定で,こちらは再生に「Real Player」を利用する。
日本でもシュリの公開を機に人気が急上昇している韓国映画だけに,その市場性は高い。「ブロードバンドのキラーコンテンツとして期待される映画配信だが,これまでは権利関係の複雑さから,ハリウッド作品など一線級の作品がなかった。今回の発表は,1つのターニングポイントになるだろう」(ニフティの土肥健一常務)。 唯一残念なのは,最初に配信される3本にキム・ユンジン出演作が含まれていないことだろうか。
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