“デジタルポスター”へ広告配信　松下子会社

【国内記事】

2002年3月6日更新

　松下電器産業子会社のピーディーシー（PDC）は3月11日から，地下鉄駅内に設置したプラズマディスプレイに広告を配信する。

　地下鉄トラベルサービスと帝都高速度交通営団と共同で行う。営団丸の内線新宿駅の地下道の壁面に，プラズマディスプレイ50型5台と42型2台，80型プロジェクタを約7メートルにわたって組み合わせて設置。ADSL回線を通じてPDCが広告を配信する。動画と静止画を同時に放映できる“デジタルポスター”だ。スピーカーは前方に指向性を持つタイプを採用しており，ディスプレイの前だけで音が聞こえるようにした。

　PDCは今後2年間で首都圏の約2000カ所に同様の広告装置を設置する計画。携帯電話などと連携することで，その場で商品を購入できるシステムも開発中という。

　駅内のデジタル広告では，日本テレコムとJR東日本が2月から都内で実証実験を始めている。

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