ニフティ,個人がオリジナルコンテンツを販売できる「@pay」ニフティは,個人ユーザーが自主制作したデジタルコンテンツを手軽にオンライン販売できる課金決済サービス「@pay」(アット・ペイ)を発表した。
ニフティは,「@nifty」のサービスの一環として,個人ユーザーが制作したデジタルコンテンツを手軽にオンライン販売できる課金決済サービス「@pay」(アット・ペイ)を3月12日に開始する。オリジナル画像や楽曲,シェアウェアなどの流通に利用することで,自由なコンテンツ販売を促進するのが狙い。ニフティの渡辺武経社長は,「先進的なユーザーが,自分の制作したコンテンツをお金に換える。ユーザーの自己実現のための小さな一歩だ」と話している。
これまで,自主制作コンテンツの販売には銀行振込を利用するケースが多かった。しかし,ニフティサービス企画統括部サービス企画部の宮澤徹部長によると,「銀行振込ではリアルタイム性に欠ける(すぐにダウンロードできない)うえ,振込手数料が必要になるなど,少額課金に向かない面があった」という。 これに対して,@payは,ユーザー同士のコンテンツ売買でクレジットカードによる即時決済が可能になる。ニフティがクレジットカード会社と提携し,請求業務を代行する形だ。販売側は,国内金融機関の口座を持つ@nifty会員であること,購入側は@nifty指定のクレジットカードで毎月の利用料金を支払っている@nifty会員またはCombo会員であることが条件となる。 コンテンツを販売したいユーザーは,@payのホームページで商品情報を登録し,決済用のURLを発行してもらう。その後の作業は,URLを自分のホームページにリンク(@payボタンを貼る)するだけ。ホームページが,@nifty以外のサーバに置かれている場合にも対応する。コンテンツが売れると,販売手数料(商品価格の15%)と振り込み手数料を差し引いた金額が,販売者の銀行口座に振り込まれる仕組みだ。
商品の価格は,最低100円から1円単位で設定できるが,上限は1商品あたり1万円と決まっている。また,同時に販売できる商品は,1人あたり20点まで。
購入者は,ホームページ上の「@pay」ボタンをクリックして決済サーバに入り,@nifty(Combo ID)のIDおよびパスワードを入力するだけでいい。料金は,@niftyの利用料金と一緒に口座から引き落とされるため,クレジットカード番号を入力する必要はない。その場でコンテンツをダウンロードできるうえ,ダウンロードに失敗したときは,24時間以内であれば再取得も可能だ。
ニフティでは,@payを考え。とくにアーティスト/クリエーター層に強くアピールしたいと話している。また,@payは,コンテンツの内容を事前に審査する仕組みを持たないが,宮澤氏は,「事前審査は行わないが,内容をチェックする仕組みは設ける」と話している。 なお,同社によると,既に漫画家のすがやみつる氏,作家の鷺沢萠氏らが@payを利用してイラストやオリジナル舞台脚本の販売を行うことが決まっているという。
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