テレビ電話から占い師が登場――タイトーテレビ電話には,こんな使い方もあった。タイトーはブロードバンドユーザー向けに,占い師がテレビ電話ごしに運勢を占ってくれるサービスを開始する。
タイトーは4月17日より,占い師がテレビ電話ごしに運勢を占ってくれるサービス「占なび」(うらなび)を始める。当初は@niftyとBIGLOBEの会員向けコンテンツとして開始し,4月末までにDIONやODNにも提供される予定。 占なびでは現在,50人の占い師が控えており,それぞれ“毎週月・水・金の8時から12時”など,自分がネットに接続する時間を告知している。 料金は20分2000円からで,「高い先生だと20分7500円のケースも」(タイトー)。テレビに出演したり,本を出版したりしている有名占い師もおり,実際の占い相場より若干安めに設定しているという。
写真左は,タロットカードや四柱推命などに通じる叶マリア先生。「あなたは生まれつき運気が強い。でも,6〜7月に大きい行動はしないほうがいいですね……」 テレビ電話サービスを利用するにあたっては,ユーザーは予め,Webカメラを用意する必要がある。なお,音声とチャットで占い師と会話する,ナローバンド向けコースも用意されており,この場合Webカメラは使わない。 テレビ電話の通信にはブロードティーヴィの動画圧縮技術を利用しており,映像をMPEG-4でリアルタイムに圧縮して300Kbpsで通信する。「MPEG-4を利用したテレビ電話は,かなり珍しいのではないか」(タイトーコンテンツ企画部長,高瀬明宏氏)。 テレビ電話の映像品質でちゃんと占いができるのか気になるところだが,会場に出席したアルジュナ先生は,「テレビ電話ごしであっても,特に占いの質が落ちるわけではない」と説明する。 「私達は,生年月日などの限られた情報だけで,第3者の占いを頼まれることすらある。情報の少なさは,占いとあまり関係ない」(同)。ユーザーの顔が見えて,対話もできるだけで十分とのことだった。
占い師も乗り気?タイトーの北原英男常務はサービスについて,「各占い師とはレベニューシェアでやっている。ユーザーが少なければ,占い師は待ちぼうけになる可能性もある」と話す。 「それでも,ネットでの占いに積極的な先生が集まってサービス開始につながった」(同)。占い師たちも,こうした利用形態に関心を持っているようだ。
フジテレビの「こたえてちょーだい」などに出演歴のあるアルジュナ先生。ちなみに,記者が占ってもらった結果,「将来,マスオさんのような夫になる可能性がある」とのことだった……
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