「Klez」にまた新亜種アンチウイルスソフトベンター各社は4月17日,コンピュータウイルス「Klez」の新しい亜種を発見したと発表した。
アンチウイルスソフトベンター各社は4月17日,コンピュータウイルス「Klez」の新しい亜種を発見したと発表した。新しく見つかったウイルスはベンダーによって,「Klez.H」や「Klez.G」などと呼ばれている。 トレンドマイクロは,同ウイルスの危険度を2番目に高い「VAC-2」としたほか,シマンテックも危険度を3番目に高い「危険度3」に引き上げている。また日本ネットワークアソシエイツも,サイトにウイルス情報や駆除方法などを掲載し,注意を呼びかけている。 トレンドマイクロによると,米国時間17日午後8時の時点で,米国で20件,韓国で9件,メキシコで6件の被害が報告されているほか,国内でも17日午後11時の時点で10件の被害が報告されているという。 同ウイルスはほかのKlezと異なり,感染するとWindowsのシステムディレクトリに無作為な文字列をつけたexeファイルを作成。レジストリ値も変更し,システムが起動されるたびに活動を行う。 電子メールのSubjectは,「japanese girl VS playboy」「introduction on ADSL」「japanese lass' sexy pictures」などいくつかの候補の中から1つまたはランダムに選択した文字列となる。また組み合わせによっては,「Trendmicro removal tools」などアンチウイルスベンダーからのウイルス駆除ツールと思わせるような文字列になる場合もあり,注意が必要だ。 同ウイルスは,動作中のいくつかのプロセスを強制終了させ,レジストリやいくつかのファイルを削除。アンチウイルスソフトの停止を試みる。 ほかのKlezと同様に,電子メールの送信者アドレスが詐称するため,ウイルス感染者を特定して警告するのは難しい。
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