ニュース 2002年5月13日 11:21 PM 更新

NTT-X、情報を共有・蓄積するEラーニングシステムを7月より販売


 NTT-Xは、Web-Based Training(WBT)エンジン「Xcalat」の後継プロダクトとして、あらたに「XcalatII(エクスキャラット ツー)」を7月上旬より販売開始すると発表した。

 XcalatIIは、Xcalatのオンライン研修機能を単純に強化しただけの従来のEラーニングシステム(LMS:Learning Management System)ではない。販売・研究開発・新規プロジェクト・人材育成など、さまざまなリソースを統合的に管理する機能を持つナレッジマネジメント(LM)支援ツールでもある。

 XcalatIIでは、まず各リソースを「Learning Object(LO)」として登録する。次に、登録されたLOに関連する情報をユーザが追加していく。最終的には、そのLOに関するさまざまな情報やノウハウなどが蓄積され、体系立てられた1つの情報として誰もが共有することができるようになる。また、統合的に管理することで結果を検証したり、別のLOの参考資料ともなり得るなどの利点もある。はたしてユーザが情報を追加していくのだろうかという疑問があるにせよ、XcalatIIでは従来のLMSのようにあらかじめリソースを用意する必要もなく、手軽に立ち上げられるのは確かだ。

 同社は、XcalatIIを人材育成だけでなく、プロジェクトの立ち上げやヘルプデスク・チャネル・営業スタッフの育成、社内エグゼクティブコミュニケーションなどにも有効に利用できるとしている。

 販売価格は、登録ユーザが100名ならば80万円、1,000名ならば300万円になる予定(登録登録ユーザにより異なる)。この販売価格はXcalatより安価に設定されている(100万円より。登録ユーザが無制限の場合は400万円)。また、既存ユーザには初期導入よりも安価に設定された移行プログラムが用意される。同社は、平成15年度末までにXcalatIIで20億円の売上増を目指すとしている。

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▼ NTT-X

[記事提供:RBBTODAY ]



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