NTT-ME、低価格なホームサーバ「LivingGate i」を発表NTT-MEが、ブロードバンドルータ型ホームサーバ「LivingGate i」を発表した。無線ルータ、Webサーバ/ファイル共有/伝言板機能、CMOSカメラによるカメラサーバ機能など、コンパクトなボディに機能を満載しながら、実売4万7800円前後と低価格なのも特徴だ
NTT-MEは5月16日、ブロードバンドルータ型の低価格なホームサーバ「LivingGate i」を発表した。オープン価格だが、実売は4万7800円前後の見込み。PCショップや量販店などで6月1日から発売するほか、オンラインストア「NTT-X」で本日から先行予約販売を行う。
低価格なホームサーバ「LivingGate i」 LivingGate iは、IEEE802.11b準拠の無線LANアクセスポイント機能を備えを備えたブロードバンドルータで、パケットフィルタリングやIPマスカレード機能を備える。スループットは最大4.6M〜4.7Mbps。ただし、ADSLモデム機能はなく、別途必要。 と、ここまでなら普通のワイヤレスルータと変わりはないが、LivingGate iの大きな特徴は、本体にLinuxベースのサーバ機能を内蔵していることだ。「ブロードバンドルータにサーバ機能を持たせることで、インターネットなど外部のネットワークと家庭内のネットワークを結ぶ“ホームゲートウェイ”のさきがけになるような商品を目指した」(同社)。 本体のサイズは、160(幅)×190(高さ)×58(奥行き)ミリ、重さが約800グラムと、非常に軽量コンパクト。前面のアクリル板の下に写真や絵を入れることができるユニークな仕様になっているが、まさにフォトスタンドを一回り大きくした程度しかない。据え置きスタイルだけでなく、壁掛けにもできる。
フォトスタンドがわりにもなる軽量コンパクトボディ LivingGate iには標準で無線LANカードが2枚添付されており、そのうちの1枚を本体専用として使う。本体上部にPCカードスロットを2基装備し、手前側が無線LANカード専用スロット、奥側がシステムやデータを保存するフラッシュメモリカード(コンパクトフラッシュ(CF)+PCカードアダプタ)用となる。64MバイトのCFカードが同梱され、そのうち約30Mバイトがユーザーが利用できるディスクスペースとなる。市販の大容量CFへの交換も可能だ。
本体上部にPCカードスロットを2基装備(左)、下部にはLAN/シリアルポート(右) サーバはRISCプロセッサ(SH3/133MHz)を採用し、Linux OSなどシステムはCFカード内に収められている。ディスクレス・ファンレスという静音設計なのも、常時稼動するサーバとしてうれしい点だ。 このサーバ機能を使い、CFカードのメモリ内にHTMLファイルを置くことで、LivingGate iをWebサーバとして利用できる。同社のリンクサービスを経由して、ブックマーク登録可能な固定のプライベートアドレスを持つこともできる。また、伝言板機能も装備し、家庭内のグループウェア的な使い方もできる。
注目したいのは、カメラサーバ機能だ。LivingGate iには約1万画素の露出自動制御機能付きCMOSカメラが標準装備されている。これは、DDIポケットのfeel H”端末で使われるカメラと同じもの(京セラ製)。本体の右側に取り付けられ、上下に回転させることができる。カメラの解像度は120×90ピクセル。
本体の右側に取り付けるCMOSカメラを使ってカメラサーバにもなる このカメラで、現在の家の中のリアルタイムの映像や蓄積した画像を、外部(Web上)から見ることができる。現在の画像表示のほか、時間を指定できる「スケジュール録画」や、画面内に動きがあったときに録画する「センサ録画」といった機能を備える。
カメラの映像はWeb上で見ることができる そのほか、LivingGate iのメモリ内に、インターネット経由や家庭内ネットワークからファイルをアップロードしたり取り出したりできる「ファイル共有機能」や、自分専用のメモを蓄積できる「個人メモ機能」、ISPへ届いたメールをインターネット経由で閲覧できる「メール機能」などがある。ファイル共有機能以外の全ての機能は、インターネット接続可能な携帯電話でも利用できる。
携帯電話でカメラの映像を確認することもできる LivingGate iの主な機能は以下の通り。
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