日本のインターネット利用率が44%に総務省は、本日付けで平成13年の通信利用動向調査の結果をまとめた。同報告書によると、日本のインターネット普及率は44%、5,593万人
総務省は、本日付けで平成13年の通信利用動向調査の結果をまとめた。同報告書はいくつかのパートから分かれているが、ここではインターネットの普及率を中心に解説しよう。
同書によると、日本のインターネット普及率は44%、5,593万人となっている。この普及率はあくまでも人口比の内訳で、世帯比にすると60.5%の世帯に普及している計算になる。また、事業所の68%、企業の97.6%にはすでにインターネットが普及しており、企業ベースではインターネットの利用がもとや普通になっている。
利用端末の内訳としては、PCを端末として利用するケースがもっとも多く4,890万人となる。また、日本独特の携帯電話からのモバイル端末を使った利用者が2,504万人、ゲーム機などPC以外の端末からの利用者が307万人となっている。数字的にはPCを使ったアクセスが圧倒的に多い。また、自宅などでインターネットを利用する数が1221万人、学校からのみの利用者が461万人、職場からのみの利用者が697万人となっている。あくまでも自宅のみ、学校や職場のみという見方をすると、それほど大差がついていないが、自宅を含む職場や学校からインターネットを自由に利用する人が3,681万人となっており、インターネット利用者全体の75.3%が自宅を含めていろいろな場所でインターネットを利用している姿が明確になった。もはや日本においてインターネットを使う人はどこでも使う文化となりつつある。
ところが、インターネットの利用率という面で日本は決して高くない。普及率44%はスイス、韓国につぐ世界で16位となっている。逆に国別の利用者数というとらえ方をすると、日本は米国の約1.7億利用の次に位置しており世界的には2位の位置にいる。これは、日本独特の携帯電話によるインターネット利用が後押しをしているともとらえられる。
インターネットの利用用途としては、電子メールの利用用途がもっとも多く、自宅の場合で64.8%、会社の場合でも44.4%が利用しており、インターネットを使う主目的となっている。自宅での利用の場合は、有無料サービスの利用が45.9%で2位に、ビジネス情報入手が21.3%で3位にランクインしている。一方で、会社利用の場合は2位が42.9%でビジネス情報入手目的となっており、有無料サービスの利用は18.3%と3位に位置する。いずれにしても、インターネットの利用目的は電子メール、ビジネス情報、有無料サービスの利用となっており、個人ホームページ作成やオンラインショッピングが主目的ではなさそうだ。
結果として、現在の日本のインターネットはコミュニケーションと情報入手用途を中心とした受け身タイプでインターネットが使われている。また、今後利用したいサービスとしは、自宅であれば健康診断がもっとも高く43%で、外出先での利用であれば場所特有の情報を求める声が40%となっている。現在の利用用途もそうであるが、今後の利用用途としてもコミュニケーションや情報入手用途としてのインターネットの利用をあげており、コミュニケーションと特異な情報提供がまだまだインターネットを引率しているといえそうだ。 関連リンク 総務省 [記事提供:RBBTODAY ] モバイルショップ
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