ニュース 2002年5月23日 05:42 PM 更新

ファンタシースターオンラインのGAMECUBE/Xbox版をリリース


 ゲームソフトメーカーのセガは、20日、米国ロサンゼルスで催された、国際的電子製品見本市「E3」で、同社のネットワーク対応ゲーム「ファンタシースターオンライン」のニンテンドーゲームキューブ版と、Xbox版への対応を明らかにした。

 ゲームキューブ版では「ファンタシースターオンライン エピソード1&2」として発売する。セガは当初、56kタイプのモデムアダプタを利用したナローバンド向け「トライアルエディション」の予約を行ってきたが、昨年度暮れからのブロードバンドユーザーの増加や、ゲームキューブ専用ブロードバンドアダプタ(ゲームキューブで高速回線を利用したネットワークゲームを行うために必要な機器)の今秋発売などを受け、ブロードバンド完全対応の同ソフトを正式リリースした。発売時期については今年の夏、価格は6,800円で販売される。

 また、マイクロソフト社の家庭用ゲーム機Xboxへの対応については、Xbox用ネットワークサービス「Xbox Live」の発表会場でネットワークゲーム対応ソフトの一つとして、すでに発表されている。Xbox対応版「ファンタシースターオンライン」ではXbox Liveのコンテンツの一つ「Xboxボイスコミュニケーター」に対応することで、ボイスチャット機能も楽しむことが出来る。Xbox版については、発売時期、価格共に未定。

 「ファンタシースターオンライン」は2000年12月にドリームキャスト向けに、家庭用ゲーム機初のネットワークRPGとして発表された。かねてから、ユーザーの評価が高いソフトであったが、セガのゲーム機製造からの完全撤退を期にPC版への対応など生き残りを模索している。ゲーム機市場では大きなシェアを持つ「PlayStation2」への対応が発表されないのは、すでに本格運用されている「PlayOnline」の普及状態に慎重になっているためだろう。今年秋には、家庭用次世代ゲーム機3機種でのネットワークが出揃うことになるが、そのときまでにユーザー数を拡大できなければ、「PlayOnline」は初期費用などの競争にさらされることになる。PlayStation2用ネットワークアダプタである「PlayStation BB Unit」は18,000円と他機種の2倍から3倍強の価格のためだ。

 かつては隆盛を誇ったゲーム市場では在るが、最近では大型タイトルでも100万本を超えることはまれになった。ネットワーク対応は大きなビジネスチャンスではあるが、明確に市場が見えるまではメーカーも慎重にならざるを得ない。

関連リンク
▼ ファンターシースターオンライン公式ページ

[記事提供:RBBTODAY ]



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