ニュース 2002年7月22日 11:11 PM 更新

リアル世界とリンクした仮想世界「テトリアルワールド」が日本上陸

テクノデザインは、22日からバーチャルワールド「テトリアルワールド」の運営を開始した。実際の企業が出店するなど、現実世界とリンクしたサービスだ

 テクノデザインは7月22日、3Dアバターを使ったバーチャルワールド「テトリアルワールド」のサービスを開始した。テトリアルワールドは、韓国DADAWORLDSが開発したもの。ユーザーは無料で参加できる。

 テトリアルワールドの特徴は、バーチャル空間に瞬間移動(テレポート)の要素を盛り込んだこと。テレポート機能は、ある地点の座標を登録しておくと、瞬時にアバターを移動できるというもので、「友達との待ち合わせなどに便利」(同社)。


アバターは33種類から選択可能。仮想空間には、趣味や世代別に分類されたチャット専用エリアも設ける

 また、400万平方メートルにおよぶ広大な土地(という設定の仮想空間)を都市計画に基づいて造成している点もユニークだ。噴水のある水と緑の「セントラルパーク」を中心として、周辺に「ショッピングモール」を建設、さらに外側を4つに区分けして「ビジネスゾーン」「インダストリアルゾーン」「カルチャーゾーン」「メモリアルゾーン」を設けた。

 ビジネスゾーンには企業のオフィスや相談センター、インダストリアルゾーンには住宅展示場やマンションなど、リアル世界と同様のイベントが用意されている。これらは、デベロッパーとなる企業(実際の企業)が運営するものだ。また、カルチャーゾーンにある映画館は、インターネット放送と接続される予定だという。

 テクノデザインでは、これらデベロッパー企業の募集と広告収入により、テトリアルワールドを運営していく方針。ユーザーは、無料(ゲストもしくは市民登録が必要)で参加できる。

関連リンク
▼ テトリアルワールド

[芹澤隆徳, ITmedia]

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