ニュース 2002年9月4日 03:17 PM 更新

アンラボ、アンチウイルスサービスで日本市場に本格展開


 韓国のアンチウイルスソフトベンダー「安哲秀研究所(Ahnlab Korea)」の日本法人であるアンラボは、千代田組との提携により日本市場に本格展開を図る。同社は11月にもNECインターチャネルの販売網を通じてアンチウイルスソフト「V3 VirusBlock(V3 ウイルスブロック)」をリリースする予定でいるほか、年内をめどに新種ウイルスの検知・予防サービス「Virus Blocking Service(VBS)」の提供開始を目指す。

 アンラボのウイルス対策の特徴は、ブロードバンド化の進展により「新種ウイルス発見→定義ファイル作成→駆除」という従来の方法だけではウイルスが蔓延するスピードに追いつけず、結果としてウイルス対策としては不十分であるという考え方から、即効性のある新種ウイルス対策サービス(VBS)とアンチウイルスソフト(V3 ウイルスブロック)の2種類の方法の組み合わせにより一層効果的なアンチウイルス環境を実現しようとした点。

 このうちVBSは、メールによるウイルス感染に特化したサービスで、アンラボの監視センターによるモニタリングで発見された新種ウイルスに関して、添付ファイル名・メールのサブジェクト・内容から特性を把握した上、ウイルスを遮断するための「ポリシー」を作成するというもの。同社ではVBSの利用により、新種ウイルス発見からアンチウイルスソフトの定義ファイル作成までの「間の時間帯」の感染を未然に防ぐことができるとしている。

 またV3 ウイルスブロックは、メール送受信時のウイルスチェック・自動アップデート・圧縮ファイル対応など標準的なアンチウイルス機能を搭載したソフトで、11月より標準価格4,980円で発売予定となっている。

 なお同社では、12月下旬より無償のパーソナルファイアウォールの提供も予定している。

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[記事提供:RBBTODAY ]



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