ニュース 2002年10月3日 02:05 AM 更新

動き出したMicrosoftの電力線ネットワーク〜三菱がデモ

三菱電機は、「CEATEC JAPAN 2002」で米Microsoftが推進するSCPのホームネットワークシステムを披露している。SCPは、家電製品や住設機器をUPnPネットワークに参加させる技術

 三菱電機は、「CEATEC JAPAN 2002」でUPnPとSCP(Simple Control Protocol)によるホームネットワークシステムを参考出展している。SCPは、米Microsoftが中心となって仕様策定を進めている家電ネットワーク技術(4月の記事を参照)。三菱電機は、年度内にもSCP対応チップ「M306S」を市場投入する計画だ。


展示では、M306Sと同じ機能を持つサンプル基板を使い、動作デモンストレーションを披露。照明器具やオーディオアンプを操作した

 SCPは、開発手法(モデル記述の論理構造)がUPnPとほぼ共通化されているため、UPnPネットワークとの親和性が高いのが特徴だ。TCP/IPを扱えない家電製品でも、SCPをサポートすれば、UPnP/SCPブリッジを介してUPnPネットワークとシームレスに接続できる。これにより、UPnPの適用範囲を大幅に拡大するのが、Microsoftの狙いだ。

 ネットワーク媒体には、電力線を使用する。PCやPDAでSCP対応機器を制御できるほか、「IPネットワークに接続すれば、インターネットを通じた遠隔操作も可能だ。iモード携帯電話などを使い、外出先から宅内の家電を操作できるようになる」(三菱電機)。


無線LANカードを装着したWindows CE機で照明の明るさを調節するデモンストレーション

 三菱電機のM306Sは、16ビットマイコン「M16C」にSCPを移植し、イスラエルのItran CommunicationsのPLC(電力線通信)PHYコアを統合したもの。CEATEC初日の10月1日に開発表明が行われており(ニュースリリース)、今年度末の量産出荷開始を予定している。

 また、32ビットプロセッサ「M32R」とWindows CEを組み合わせたUPnP/SCPブリッジも展示していた。三菱電機では、「UPnP/SCPブリッジは、単にネットワーク同士を繋げるものではない。将来のレジデンシャル・ゲートウェイを目指した、高性能・廉価なシステムコンセプトだ」としている。


32ビットプロセッサ「M32R」の上でWindows CEを動作させたUPnP/SCMブリッジの試作機

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関連リンク
▼ 三菱電機のニュースリリース

[芹澤隆徳, ITmedia]

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