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2003/01/20 21:49:00 更新

FTTHの利用実態は？　〜3割は速度に不満も

NTT-Xは、FTTHの利用実態調査の結果を発表した。平均利用時間や、コンテンツ利用状況などに関して、興味深いデータが並んでいる

　NTT-Xは1月20日、インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」によるFTTHユーザーの利用実態調査結果を発表した。FTTHを導入済みのモニター、674名を対象にしたもの。

　どの事業者のFTTHサービスを利用しているかという質問では、「NTT東西」と回答したユーザーが全体の46.6％を占め、トップになった。これに、関西電力系の事業者「ケイ・オプティコム」の26.1％、「有線ブロードネットワークス」の11.4％が続く。4位以下は、キンデン（4.5％）、つなぐネットコミュニケーションズ（1.9％）、ビットキャット（1.6％）、スピードネット（1.3％）。

　FTTHを導入する前の通信環境は、「ISDN」が全体の37.2％で、最多。「アナログ回線」も29.5％に上るため、ナローバンドからFTTHへ移行したユーザーは全体の66.7％となる。なお、「ADSL」は20.1％、「CATV」は5.7％だった。

　自宅での回線利用時間は、週平均で26.8時間。FTTH導入前と比較すると、週平均で7.1時間増加したという。また、実行速度に関する質問では、「満足」が20.8％で、「どちらかといえば満足」が26.6％、「普通」が20.5％に。もっとも、「不満」「どちらかといえば不満」がそれぞれ10.5％、21.7％で、全体の3割以上を占めるのは、少々意外な印象も受ける。

有料コンテンツの月平均利用額は……

　コンテンツ関連の質問では、有料コンテンツを「ほとんど見ない」が83.6％。ただし、有料コンテンツを視聴するユーザーも110人おり、月平均利用額は1545円だった。

　“利用するコンテンツ”をジャンル別に見ると（複数回答可）、「音楽ストリーミング・ダウンロード」が30.0％でトップ。2位はオンラインゲームの26.4％、3位は「映画・ドラマ」「アダルト」が共に13.6％で並んでおり、エンターテイメント関係が、上位を占めているようだ。

　“日頃使っている無料コンテンツが、有料化された場合の考えでは「有料化されたら使わない」が51.2％と過半数。ただし「コンテンツが充実するなら良い」とする回答も29.8％に達している。

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gooリサーチ

[ITmedia]

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