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2003/02/26 17:07:00 更新 |
松下電工、携帯電話からマンションの自室をコントロール可能なシステム
松下電工は、インターネット経由でマンションの自室をコントロールできる「エミット・マンションシステム」を開発し、受注活動を開始した。実際のサービス提供は本年7月の予定。
松下電工は、インターネット経由でマンションの自室をコントロールできる「エミット・マンションシステム」を開発し、受注活動を開始した。実際のサービス提供は本年7月の予定。
エミット・マンションシステムの「エミット(EMIT)」は、「Embedded Micro Internetworking Technology」の略で、マンションの設備機器をインターネットに接続する技術を意味するもの。マンション棟内のゲートウェイにてLAN系ネットワークとホームオートメーションシステム、さらにインターネットを相互に接続することにより、マンション住戸向けの各種サービスについて、管理組合による一元管理や外出先からインターネット経由の遠隔操作をすることが可能なしくみとなっている。
「エミット・マンションシステム」のしくみ
本システムを利用してユーザ向けに提供されるのは、パーソナルセキュリティ、生活便利サービス、気がかり解消サービス、マンション管理業務支援サービスの4つで、うちマンション管理業務支援サービスを除く3つは居住者向けのもの。これらにはインターネット対応の携帯電話からの玄関ドアの施錠の確認やエアコン・照明器具の操作、また宅配ボックスの着荷を携帯電話に通知するサービスが含まれており、居住者が日常生活レベルで利便性を感じることのできるサービスと言える。
なお同社では、システムの管理面についても、システムそのものをマンションではなく同社内のサーバに設置し、VPNを利用してリモートで管理するため、初期導入時の費用も低廉で済み、サービスの更新などのメンテナンスも容易に行えるとしている。
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松下電工
[記事提供:RBBTODAY]