リビング+:ニュース 2003/03/07 22:56:00 更新


日本のインターネット人口普及率、50%を突破

総務省が発表した「通信利用動向調査」によると、日本のインターネット人口普及率は昨年末に初めて50%を突破した模様。ブロードバンド回線の利用も前年の約2倍に急増した

 総務省は3月7日、平成14年末における「通信利用動向調査」の結果を発表した。これによると、インターネット利用者数は対前年比1349万人増の6942万人となり、人口普及率は54.5%に達したという。人口普及率が50%を超えたのは初めて。

 この調査は、総務省が平成2年から毎年12月に実施しているもの。今回は3,673の世帯、2,739の事業所、1,994の企業から有効回答を得た。

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利用者数と人口普及率の推移

 今回の調査により、日本は米国に次ぐ世界第2位のインターネット人口を持つことがわかった。人口普及率は、前年の16位から10位に上昇し、9位の韓国(56.2%)にわずか1.7ポイント差までに迫っている(ただし、各国の調査時期や調査方法が異なることから、あくまで参考値という)。世帯普及率では、対前年比20.9ポイント増の81.4%に達する。

 また、個人におけるブロードバンド回線の利用も対前年比14.7ポイント増の29.6%と、約2倍に増加した。逆にダイヤルアップ接続は44.9%と、2.3ポイントの減少となった。

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自宅におけるインターネット接続回線の割合の推移(自宅のパソコンからインターネットを利用する世帯のうち)

 一方、インターネットを利用しない人の理由は「必要がない」(36%)、「パソコンなどの機器操作が困難」(23.4%)、「プライバシー保護に不安」(14.8%)と続いている。

セキュリティ対策「なにも行っていない」が3割以上

 インターネット利用時に感じる不安という調査では「プライバシーの保護」に関する項目が最も多い54.1%を記録、次いで「ウイルスの感染」が41.4%と、やはり高い数字になった。逆に「不安・不満なし」という利用者は8.8%に止まり、総務省では「インターネット利用者の多くは、何らかの不安や不満を持ちながらインターネットを利用している状況」としている。

 しかし、セキュリティ対策状況をみると、「何も行っていない」利用者が33.6%を占め、関心はあるものの実際の行動に出ていないケースが多いことを示している。

関連リンク
▼平成14年「通信利用動向調査」の結果(総務省)

[芹澤隆徳,ITmedia]



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