ソニーコミュニケーションネットワークは、2003年度にブロードバンド会員の“倍増”を目標として、30億円程度の会員獲得費用を予定している
So-netを運営するソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)は4月22日、2002年度の業績と2003年度見通しを発表した。同社の山本泉二社長は、2003年度にブロードバンド会員の“倍増”を目標に掲げ、そのために30億円程度の会員獲得費用を予定していることを明らかにした。 ![]() So-netの2002年度売上高は、前年比17%増の387億9500万円。営業利益は4億7200万円、経常利益は9600万円の黒字、純利益は1600万円の赤字となった。会員数は、ウェブオンラインネットワークス(JustNet)の買収なども手伝い、前期比6万人増の230万人となり、うちブロードバンド会員はFTTH/ADSLを合わせて42万人。これは前期末に比べると23万人の増加となる。 2003年の業績見込みは、ブロードバンド会員の比率上昇に伴い、売上高430億円(10.8%増収)となる見込み。ただし損益面では、会員獲得費用の増加などにより、営業損失17億円を見込んでいる。また、同社は昨年末からADSLの「3カ月無料キャンペーン」、FTTHの「初期費用無料キャンペーン」など積極的な販促活動を展開しているが、今期はブロードバンド会員の倍増を目指し、30億円程度の新規会員獲得費用を投入するという(総額は明らかにされていない)。 その背景には、Yahoo! BBのように、街頭モデム配布などインセンティブベースの積極的なマーケティング活動が会員獲得に貢献しているという認識がある。2002年3月末現在のADSLシェアは、NTT東西地域会社を合わせて36%に止まっているのに対し、Yahoo! BBが34%。So-net会員は全体の6%に過ぎない。 「業界は過当競争にあり、正常な状態ではない。この状況が続くかといえばそうではないだろう。そのタイミングは見ているものの、今はマーケティングコストをかける時期。増やすからには、これくらい(の費用)は使う」(山本氏)。 もっとも、So-netがYahoo! BBのように店頭で会員勧誘を行うわけではないという。同社もソニーショップやツタヤ、am/pmといった店頭入会経路の拡大に務めているものの、「Yahoo! BBと直接競合することは考えていない。6月以降の新キャンペーンは企画中だが、違う方法を検討していきたい」と話している。 関連記事![]() 関連リンク ![]() [芹澤隆徳,ITmedia] ![]() モバイルショップ
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