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旧BBT(02/4〜12月)+SBB(03/1〜3月) | ||
売上高 332億円 | ||
売上原価 営業経費 | 変動費 | △160億円 |
固定費 | △464億円 | |
顧客獲得並びに 初期設定費 | △630億円 | |
営業利益 △922億円 |
赤字の最大の要因は、630億円という顧客獲得費用だ。2002年度下期は一人あたり3万7千円程度かかっており、現在の粗利(1人・月 約2000円)からすると、もとをとるのに18ヶ月程度かかる計算となる。これについてソフトバンク側では、1人のユーザに対してサービス提供を提供する期間を65〜100ヶ月と見ており、18ヶ月が過ぎればあとは黒字でまわると説明する。
また、この顧客獲得コストを押し上げていると言われるモデム配布式の勧誘については、このコストを外部から調達することで対処し、当分は路上勧誘を継続する方針だという。費用の調達は「モデム流動化スキーム」(証券化的な手法により、レンタルモデム1台あたり3万円程度の資金を投資家から集める)によっておこなうということで、これによりキャッシュフローを改善できるという。(もっとも、流動化しても最終的な「支払い」が先送りされるだけでコストがかかっていることにはかわりはないのだが、確かに当面の費用は抑えられる)
損益見通し。中央が2003年5月で、2003年6月には獲得費用を除いた黒字化が見えたという |
なお、顧客一人あたりの売り上げ(ARPU)を上げる方策として、高付加価値タイプの新サービス提供も予定されているが、このうちBBケーブルTVについては年末の全国展開を待って積極的なプロモーションを行う計画だ。
費用をかけての顧客獲得をやめればすぐにでもブロードバンド事業は黒字化するとしているが、2004年3月末の目標ユーザ数として400万以上という数字を掲げるソフトバンクは、まだまだ今の拡大路線を止めるつもりはなさそうだ。
[記事提供:RBBTODAY]
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