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2003/05/15 17:13:00 更新 |
アッカ、VoIPモデムで作業ミス 端末を初期化せず再発送
アッカ・ネットワークスは5月15日、IP電話機能付きADSLモデムの一部で、作業ミスを行ったと発表した。ユーザーから回収後、初期化を行って再発送したはずのモデムが、一部初期化されていなかったという
アッカ・ネットワークスは5月15日、IP電話機能付きADSLモデムの一部で、作業ミスを行ったと発表した。ユーザーから回収後、初期化を行って再発送したはずのモデムが、一部初期化されていなかったという。
同社は、サービス解約や交換などの理由で回収したモデムを、初期化して新たなユーザーに発送している。しかし、一部モデムが初期化されていなかったため、ユーザーID、およびパスワードが前のユーザーが設定した状態で発送されてしまった。
パスワードはアスタリスク(****)で表示されているため、「盗用は困難」(アッカ・ネットワークス)。しかし、場合によってはモデムを所有するユーザーが、以前そのモデムを使用していた“旧ユーザー”の設定のままサービスを利用することがありうる。双方が同時に接続した場合は、片方がサービスを利用できないケースも考えられる。
対象となるのは、2003年4月17日から5月2日までに初期化作業を行った605台。影響が予想されるユーザーには、すでに電話やメール、郵便で連絡を行ったという。
対応としては、旧ユーザーにパスワードの変更を要請する。また、当該モデムを所有するユーザー宅に作業員が出向いて、対応済みモデムと交換を行う予定。仮に、モデムを所有するユーザーが旧ユーザーの設定のままサービスを利用した場合は、何らかの補償を行うことも検討しているという。
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アッカ・ネットワークス
[杉浦正武,ITmedia]