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2003/05/21 18:08:00 更新 |
LinuxWorldレポート
エッジ、デスクトップ向けOSとして「LindowsOS」を出展
IDG主催のLinux関連イベント「LinuxWorld Expo/Tokyo 2003」が東京ビックサイトで開幕した。IBM、NEC、日立、オラクルなどがエンタープライズ向け製品を展示する一方で、エッジはデスクトップ向けOSとして「LindowsOS」を出展していた。
IDG主催のLinux関連イベント「LinuxWorld Expo/Tokyo 2003」が東京ビックサイトで開幕した。IBM、NEC、日立、オラクルなどがエンタープライズ向け製品を展示する一方で、エッジはデスクトップ向けOSとして「LindowsOS」を出展していた。
Lindowsはもともと、米リンドウズ・コムがLinux上でWindows向けのソフトウェアを動かすエミュレータとして開発を進めていた。このLindowsOSを日本で販売するのがエッジだ。しかし、展示を見ると現在はまったく違う方向に進んでいるようだ。
LindowsOSはOSのライセンス料金が安いことがメリットだが、「Click-N-Run Warehouse」も見逃せない機能だ。LindowsOSにはじめからインストールされているソフトは、ある程度限られた本数となっている。これを追加する機能が「Click-N-Run Warehouse」である。
ソフトを起動するランチャーはWindowsと同じように階層式になっている。「Internet」「Utility」などのカテゴリがあるが、それぞれ下の階層にさらに「Click-N-Run」のメニューが用意されている。ここには、LindowsOSにまだインストールしていないソフトが一覧されており、ソフトを起動するのと同じようにクリックすると、自動的にダウンロードとインストールが実行される。そのため、ブロードバンドを最大限に活用したOSといえるだろう。現在、英語版には1,700本程度のソフトウェアが用意されており、そのうち100本程度を日本語化する予定だという。
発売は夏頃を予定しているが、同社ではClick-N-Runで提供するソフトウェアの課金方法やLindowsOSそのものの発売形態などを検討しいているという。
実際に使ってみた感想だが、WindowsでもなくLinuxでもないあらたなOSになっているといえるだろう。ソフトウェアだが、Webブラウザ、オフィススイート製品、メールソフト、画像処理ソフトなど一通り揃っているため普段の作業には困らない程度は揃っている。
redhat9やGNOMEのバージョンアップによりデスクトップOSにも進出しつつあるLinuxだったがなかなか浸透しないのが現状だ。しかし、LindowsOSにより一気にデスクトップ向けLinuxが普及しそうだ。
LinuxWorld Expoは23日まで開催している。
LindowsOSのデスクトップ
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エッジ
[記事提供:RBBTODAY]