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2003/05/22 15:44:00 更新 |
ラグナロクオンライン、2月のアカウント停止措置で一部に誤認
ガンホー・オンライン・エンターテインメントは、2月28日に発表した、Zeny(ゲーム内通貨)不正取得行為を行ったユーザへのアカウント停止処分について、停止対象ユーザ108人の一部に、実際には不正を行っていないユーザが含まれていたと発表した。具体的な人数は非公開だが、数十単位のアカウントが回復の対象となっている模様。
今回のアカウント誤停止は、不正行為を追跡するためのデータ抽出作業における人的ミスが原因とのこと(ちなみに昨年12月の誤認はキャラチェンジバグが主要因だと見られているが、今回はそれとは無関係だという)。公式発表によれば、2月28日の措置決定ののち、3月9日に第二次調査をスタート、5月16日の第五次調査ののち、不正を行っていないユーザの特定が完了したという。
ラグナロクオンラインについては、昨年12月のアカウント停止処分でも一部ユーザについてはのちに誤認であることが判明、回復が行われたが、その際は10日前後で回復されたのが今回は回復まで3ヶ月近くかかったことになる。2月28日のアカウント停止では、直後から「身に覚えがない」とする声が出ていたが、「アカウント停止処分には企業としての最善を尽くし、可能な限りでベストの方法で時間をかけ、細心の注意を払って行って(広報担当)」いると述べるにとどまっていた。
ガンホーでは、今回の問題をきっかけに人的トラブルを防止するための部署を新設したと発表、複数の部署による重複調査をおこなうことで人的ミスを予防するという。
ラグナロクオンラインに限らずMMORPGでは、ゲーム内でプレイする「プレイヤー」こそがゲームそのものの魅力を形作する存在である。20万アカウント以上の有料会員を抱えるMMORPG国内トップベンダーとして、同種のトラブルが今後再発しないような体制づくりが強く望まれるところだ。
関連リンク
ガンホー・オンライン・エンターテインメント
ラグナロクオンライン
[記事提供:RBBTODAY]