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2003/07/04 19:39:00 更新 |
KDDIと日本テレコム、「光ファイバー問題」で総務省に要望書
KDDIと日本テレコムは7月3日、NTT東西地域会社の光ファイバーを引き続き“指定電気通信設備”に位置付けるよう、総務大臣に要望書を提出した。
KDDIと日本テレコムは7月3日、NTT東西地域会社の光ファイバーを引き続き“指定電気通信設備”に位置付けるよう、総務大臣に要望書を提出した。公正な相互接続条件を担保するため、必要だとしている。
5月22日に参議院で附帯決議が行われたが、その中で指定電気通信設備のあり方について検討を行うことが、記述されていた。KDDIはこれをうけて、「万が一、NTT東西の光ファイバーを指定電気通信設備から除外した場合、公正な相互接続条件が担保されない」と指摘。
「利用料金の値上げなど競争を阻害する事態が起こり、独占に回帰することが予想されます。このような決定は……(中略)従来の競争政策に逆行することは明白です」(要望書より抜粋)。
要望書によると、光ファイバーは現時点で、回線数シェアでNTT東西が80%以上を支配している。
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[杉浦正武,ITmedia]