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2003/07/28 16:00:00 更新 |
家庭用ゲーム機でのオンラインゲーム利用者は約1割
社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、「2003CESAゲーム白書」を発刊した。ゲームメーカーやゲームプレイヤーについての調査、海外動向などをまとめたもの。
社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、「2003CESAゲーム白書」を発刊した。ゲームメーカーやゲームプレイヤーについての調査、海外動向などをまとめたもの。
白書によると、日本および海外をあわせたハード・ソフトの総出荷額は1兆2,624億円(2001年:1兆4575億円)、うち海外総出荷額が8735億円(2001年:9722億円)で、どちらも縮小傾向にある。この出荷額減少については、主としてハードウェアの減少が響いており、旧世代機種の急激な出荷減少と新世代機種の価格引き下げが主な要因だと分析されている。
オンラインゲームについての調査では、家庭用ゲーム機でのオンラインゲーム利用について、「プレイしたい」または「まあプレイしたい」をあわせた肯定的な回答が、ヘビーユーザー層で63.8%、ミドルユーザー層で48.2%。ライトユーザー層でも35.9%とかなり高い数字になっている。
その一方、東京ゲームショウ2002でのアンケートで、オンラインゲームを継続的にプレイしていると回答したのは全体の9.6%。過去にプレイしたが今はしていないと回答した14.1%を大きく下回っている。東京ゲームショウ来場者という比較的積極的なゲームプレイヤーを対象としたアンケートでこの数字というのは、オンラインゲームで定着率を上げるのが難しいことを示すものといえそうだ。ただ、オンラインゲームについては昨年末から今年にかけてさまざまな動きがあったことから、東京ゲームショウ2003での調査ではこれとはまた異なる結果が出る可能性もあり、今後注目の調査項目だろう。
『2003CESAゲーム白書』は、CESAによる通信販売または政府刊行物サービス・センター、書籍通販サイト「専門書の杜」で購入が可能。
関連リンク
コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
専門書の杜
[記事提供:RBBTODAY]