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2003/08/05 21:16:00 更新 |
スコットランドのイベント会場で、NTT・BTらが無線LANサービスの共同実験
スコットランドにあるイベント会場エジンバラ国際会議場(The Edinburgh International Conference Center:EICC)において、Scottish Enterpriseを中心とした無線通信技術の共同実験が実施される。日本のNTTとブリティッシュテレコム(British Telecommunications:BT)が協力する。
この共同実験では、BTが802.11b対応無線LANサービスを、NTTが802.11aとHiperLAN2対応無線LANサービスを設置、EICCの来場者にこれら最先端の無線LANサービスを提供する。802.11bは2.4GHz帯の周波数帯を利用し最大下り速度11Mbpsを、802.11aとHiperLAN2は5GHz帯の周波数帯を利用し最大下り速度54Mbpsのスループットを提供する無線LANサービスである。
この実験の目的は、無線LANサービスがいかに便利であるかを体験してもらい、ビジネスに導入するメリットを認識してもらうことにある。
中心となっているScottish Enterpriseはスコットランドの中心的な経済開発機構で、そのネットワーク「Scottish Enterprise Network」はScottish Enterpriseと12の地域企業から構成されている。Scottish Enterprisは、ブロードバンドの普及と、ビジネスへの取り込みを強力に推進している。
一方、NTTはNTT研究所で開発した日欧共通仕様の5GHz帯無線LAN技術である「HiperLAN2」の普及を目指しているようだ。
関連リンク
NTT持株会社
Scottish Enterprise
The Edinburgh International Conference Center
[記事提供:RBBTODAY]