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2003/08/06 20:29:00 更新 |
ローソン個人情報流出は「故意に抜き取られた」
ローソンのカード会員の個人情報約56万件が流出した問題で、同社は8月5日、情報は「故意に抜き取られた可能性が極めて高い」とする調査結果を公表した。同時に、新浪剛史社長を3カ月間の減給10%とするなどの社内処分も発表した。
公表した調査結果によると、データは社外委託先のシステム開発運用のアイ・ティ・フロンティアが管理している開発用コンピュータから故意に抜き取られた可能性が高い。またローソンと、カードを発行している関連会社ローソン・シーエス・カードの社員は同コンピュータにアクセスできるパスワードを持っていなかったという。
同コンピュータにアクセス可能な人物はある程度絞られるが、個人の特定は「民間の調査では限度があり不可能」。このため捜査機関と相談中だとしている。また流出したデータには信用情報が含まれないことを確認した、としている。
これを受けて個人情報保護について全社的な方針を強化。店舗での個人情報の取り扱いと廃棄を厳格化するほか、懲罰的措置も含む社内規定を厳しく運用する──などの内容を盛り込む。
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[ITmedia]