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2003/08/06 22:32:00 更新 |
セキュリティホールを放置していませんか?〜IPA
情報処理振興事業協会セキュリティセンターは、7月のコンピュータウイルスと不正アクセスの届出状況をまとめた。 メールを開いただけで感染してしまうWscript/Fortnightは、6月の29件に対して7月は71件と急増中。
情報処理振興事業協会セキュリティセンター(IPA/ISEC)は、7月のコンピュータウイルスと不正アクセスの届出状況をまとめた。
7月のウイルス届出件数は1411件と、6月の1401件と同水準だった。届出数の上位は、1位がKlezの316件、2位はFizzerの243件、3位がBugbearで233件などとなっている。また、メールを開いただけで感染してしまうWscript/Fortnightは、6月の29件に対して7月は71件と急増中。これらが、いずれもWindowsのセキュリティホールを悪用していることから、IPAではアップデートの必要性を強調している。
一方、7月の不正アクセス届出件数は33件だった。こちらは6月の43件から減少傾向にある。このうち、実害があったのは15 件で、侵入被害8件、アドレス詐称4件、DoS攻撃被害2件、メール不正中継1件。IPAでは、修正プログラムの適用を行っていなかったり、Webサーバソフトを初期状態のままで運用していたために侵入されたケースを紹介し、やはり早急なアップデートの必要性を説いている。
関連リンク
コンピュータウイルスの届出状況について
コンピュータ不正アクセスの届出状況について
情報処理振興事業協会セキュリティセンター(IPA/ISEC)
[ITmedia]