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2003/08/07 16:12:00 更新 |
NTT-ME、既存の大規模マンション全戸にシングルモード光ファイバを導入
NTT-MEは、1992年に分譲された「アルーサ北与野ノースピア上落合」の大規模修繕工事に合わせ、同社の「マンション光配線ソリューション」を使った全戸FTTH化を実施した。将来的にギガビットクラスの接続サービスの提供も可能になる。
NTT-MEは、1992年に分譲された「アルーサ北与野ノースピア上落合」の大規模修繕工事に合わせ、同社の「マンション光配線ソリューション」を使った全戸FTTH化を実施した。
一般的な「マンションFTTH」では、個別の住居には既存の電話線を用いたVDSLやPNAを利用する。しかし「マンション光配線ソリューション」では、個別の部屋に光ファイバを引き込むのが特徴だ。NTT-MEではマンションの全戸完全FTTH化は日本初としている。
ここで使用される光ファイバは「シングルモード光ファイバ」と呼ばれるタイプで、光がケーブル中でほとんど分散しないため光信号の劣化が少ないのが特徴だ。構内通信などで用いられる「マルチモード光ファイバ」と比べて、長距離伝送や超高速伝送が可能だ。そのため、将来的にギガビットクラスのサービスの提供も可能になる。
なお「マンション光配線ソリューション」では、NTT-MEが提供する共有型FTTHサービス「WAKWAKピアル」のほか、BフレッツベーシックなどNTT東日本が提供するFTTHサービスと他社ISPを個別に選択できる。
空いている配管が無かったり建物の構造上の問題などで、既存マンションの完全FTTH化は難しいとされている。 NTT-MEでは1,000棟を超えるノウハウを活かして、既存マンションの完全FTTH化に成功した。なお、今年度は100棟のFTTH化を目指すとしている。
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[記事提供:RBBTODAY]