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2003/08/07 20:16:00 更新 |
下水道をインフラにFTTH。電子投票で有名な岡山県新見市が月額4,000円で提供
下水道をインフラにしたFTTHサービスが始まった。サービスを提供するのは岡山県新見市の上下水道課だ。
同市が下水道管を利用して張り巡らした光ファイバは、各汚水処理場はもとよりマンホールポンプの一括管理に利用されている。また、市役所、学校、消防署などの公共施設を結ぶと共に、さらに各家庭に向けたFTTH接続サービス「夢ネットにいみ」での利用も開始された。
夢ネットにいみで提供するのは、主に情報端末を利用した行政サービス。具体的には、上下水道料金の集計、ゴミの日の検索、地域内のテレビ電話、回覧板、市からのお知らせ、Web、電子メールが利用できる。
また、新見市が提供するのはアクセスラインのみになるため、PCを用いたインターネット接続を利用するには別途ISPの契約が必要になる。今のところTikiTikiが対応しており、今後追加していく予定だという。なお情報端末を利用したWebの利用は、市役所を介してインターネットに接続するため別途ISPとの契約は必要ない。
料金は、情報端末を利用した基本サービスと通信料金で月額3,000円程度、ISPの利用料金は月額1,000円程度。なお、初期費用と端末のレンタル料金は無料だ。今のところは、新見地区と正田地区のあわせて200世帯に限定したモニターサービスにとどまっている。なお、応募は現在も続けられており29日まで受け付けるとのことだ。
新見市は、岡山県の北西部に位置する人口25,000人の街。日本で初めて電子投票を導入した自治体として有名だ。
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[記事提供:RBBTODAY]