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2003/08/08 19:19:00 更新 |
シマンテック、7月のウイルス被害ランキングを発表
シマンテックは、7月のウイルス被害ランキングと、不正アクセスランキングを発表した。なお、7月には202種類の新種のウイルスが発見されている。
国内で被害がもっとも多かったウイルスは「W32.Bugbear(バグベア)」、続く2位は「W32.Klez(クレズ)」、3位は「HTML.Redlof.A(レッドロフ)」となっており、先月とあまり変わらない顔ぶれだ。同社は、「HTML.Redlof.A」のようなHTMLファイルに感染するタイプによる被害が増え始めていることを警告している。さらに、これらのウイルスはISPによるメールのウイルスチェックでは対処できないため、PCへのワクチンソフトの導入や、企業のゲートウェイなどによる対処を呼びかけている。
不正アクセスランキングでは、バックドアを仕掛ける「Microsoft Index Server/Indexing Services ISAPI BufferOverflow Attack」が1位となった。7月には、「Windowsの全バージョンに含まれる脆弱性」と、「シスコ製ルータの脆弱性」という広範囲に影響を及ぼす可能性のある脆弱性が2件見つかっており、これらを利用するトロイの木馬に対する警戒を呼びかけている。
被害ランキングの詳細は以下のとおり。
●ウイルス被害ランキング(国内)
順位 | ウイルス名 |
1位 | W32.Bugbear |
2位 | W32.Klez |
3位 | HTML.Redlof.A |
4位 | IRC Trojan |
5位 | VBS.LoveLetter |
6位 | Trojan Horse |
7位 | W95.Hybris.worm |
8位 | JS.Fortnight |
9位 | W32.Pinfi |
10位 | Js.Trojan.WindowBomb |
●ウイルス被害ランキング(全世界)
順位 | ウイルス名 |
1位 | W32.Bugbear |
2位 | W32.Klez |
3位 | W32.Sobig |
4位 | HTML.Redlof.A |
5位 | IRC Trojan |
6位 | Trojan Horse |
7位 | W95.Hybris.worm |
8位 | JS.Exception.Exploit |
9位 | Backdoor.Trojan |
10位 | Download.Trojan |
●不正アクセスランキング(全世界)
順位 | 名称 |
1位 | Microsoft Index Server/Indexing Services ISAPI BufferOverflow Attack |
2位 | Generic HTTP 'cmd.exe' Request Attack |
3位 | Generic HTTP Directory Traversal Attack |
4位 | Generic WebDAV/Source Disclosure "Translate:f" HTTP Header Request Attacks |
5位 | Microsoft FrontPage Sensitive Page Attack |
被害ランキングは、Symantec Security Responseに寄せられた月間のウイルス被害ランキングと、Symantec DeepSight Threat Management Systemが検知した不正アクセスランキングをもとに集計されている。
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シマンテック
[記事提供:RBBTODAY]