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2003/08/22 14:58:00 更新 |
2003年上半期の不正アクセス、検挙件数は33%増
警察庁は、不正アクセス禁止法に違反した事件について、2003年上半期の状況を公開した。それによると、検挙事件数、検挙件数とも前年同期比で増加となっている。検挙された37人のうち、8人は少年であった。
警察庁は、不正アクセス禁止法に違反した事件について、2003年上半期の状況を公開した。それによると、検挙事件数、検挙件数とも前年同期比で増加となっているという。検挙された37人のうち、8人は少年で14歳の中学生も含まれている。03年の上半期は、不正アクセス行為の検挙事件数が33件(前年同期は27件)、検挙件数が83件(同 62件)、検挙人員は37人(同 42人)となっている。
おもな行為としては、ホームページ内容の改ざん(30件)や、メール・登録個人情報の盗み見(30件)、オークションの不正操作(14件)など。また、オンラインゲームが対象となった不正操作も10件あり、この中には友人のIDを使って接続、アイテムを自分のキャラクタに移動させたとして検挙された神奈川県の中学生の事件もある。一方で、常時接続が普及してきているためか、他人のIDを使ったインターネットの不正利用は4件にとどまった。
警察庁では、サーバのセキュリティホール対策やパスワード管理の徹底(複雑化・定期的変更など)、安易なリマインダ登録などをしない、といった注意のほか、ネットカフェ端末など不特定多数が利用するPCではキーロガーが仕掛けられるおそれがあるとして、個人情報の入力などをおこなうサービスを使わないといった注意もおこなっている。
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警察庁
[記事提供:RBBTODAY]