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2003/11/14 20:45:00 更新 |
警察庁、MS03-049のセキュリティホールを攻撃するプログラムの存在を確認
警察庁は、Windowsの新しいセキュリティホールを攻撃するプログラムを入手・解析したと発表した。このプログラムによって、必要なパッチが適用されていないWindows2000はフリーズやリブートといった異常動作が発生するという。
今回のプログラムで攻撃対象となっているのは、マイクロソフトが11月12日に修正ファイルの提供を開始した「MS03-049」。警察庁の発表によれば、11月13日の時点ですでにこの攻撃プログラムが公開されていたということで、修正プログラムの導入までの時間的余裕がさらに短くなってきているようだ。
もっとも、今回警察庁が警告しているプログラムはフリーズやリブートを起こすだけの荒っぽい(雑な)タイプで、任意のコードを実行するタイプのウイルスがただちに登場するというわけではないが、可能な限り早急にMS03-049の修正を導入する必要がありそうだ。
MS03-049は、おもにWindows2000が影響を受けるセキュリティホール。マイクロソフトによれば、WindowsXPにも同じ脆弱性はあるものの、MS03-043の修正プログラムを導入したWindowsXPであれば、MS03-049の影響は受けないという。
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[記事提供:RBBTODAY]