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2003/11/18 21:37:00 更新 |
日本テレコムホールディングス、連結予想を大幅下方修正
日本テレコムホールディングスは、平成16年3月期の連結業績予想を従来予想の620億円の黒字から、1040億円の赤字に大幅下方修正した。日本テレコムのリップルウッドへの売却に伴うもので、経常利益ベースでは2120億円の黒字と、こちらは当初予想(2130億円の黒字)とほぼ同じ数字となっている。
ボーダフォン社長兼CEOダリル E. グリーン氏
日本テレコムホールディングスは、日本テレコムを売却したことにより、携帯電話事業であるボーダフォン(旧 J-PHONE)に注力することになるが、現在ボーダフォンは純増シェアが30.6%(FY03 Q1)から11%(FY03 Q2)に急落するなど純増数が伸び悩んでいる。これについては、新規と買換の端末価格差のリバランス、パケット割引の提供など、純増シェア回復のための対策をおこなっているという。また、他社とくらべて出遅れていた3G(第3世代携帯電話)サービスにおいても、年内に本格的なサービスを開始する計画だ。
なお、日本テレコムのリップルウッドへの売却が11月14日に完了したことにともない、12月9日の臨時株主総会において日本テレコムホールディングスは「ボーダフォンホールディングス株式会社」へと社名を変更する予定。
中間期 連結決算概要
(単位:十億円) | 2002年度中間期 | 2003年度中間期 | 前年同期比 |
営業収益 ボーダフォン 日本テレコム | 885 712 175 | 903 756 158 | 2.0% 6.2% ▲9.4% |
営業費用 営業利益 | 742 143 | 778 125 | 4.8% ▲12.2% |
経常利益 当期利益 | 141 44 | 124 -125 | ▲12.4% − |
EBITDA マージン | 30.4% | 30.5% | 0.1pp |
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[記事提供:RBBTODAY]