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2003/11/19 19:33:00 更新 |
東芝のWebシネマ、次作は“タワレコ連動”
東芝のWebエンタテインメントサイト「Toshiba Web Street」で、Webドラマ最新作「NO MUSIC, NO LIFE」が配信開始された。関係者に話を聞く限り、Webドラマにも、さまざまな思わくが込められつつあるようだ。
東芝のWebエンタテインメントサイト「Toshiba Web Street」で11月19日、Webドラマ最新作「NO MUSIC, NO LIFE」の第1話が配信開始された。これに伴い、都内で制作発表の記者会見が行われた。
公開期間は、2003年11月19日から2004年11月18日まで。前作同様(記事参照)、テアトル池袋での映画公開も予定されている
作品ではタワーレコード渋谷店を舞台に、アルバイトスタッフのレコードデビューをめぐる人間模様が描かれる。タワーレコードとのタイアップ企画となっており、タイトルとなった「NO MUSIC, NO LIFE」も、タワーレコードのコーポレートボイスだという。
ヒロイン的位置付けの、桃生亜希子さん。主人公の前に現れる“天才歌手”を演ずる
タワーレコード渋谷店のフロアチーフを演ずる、宇梶剛士さん。自身のHPを持つという、IT派だ
有名レコードディレクター役の、岡まゆみさん。「役ではイジワルだけど、本当はそうでもないのよ〜?」
作品には、ミュージシャンも出演している。左から、ジャズピアニスト・クリエーターのクリヤ・マコトさん、元米米CLUBのダンシングチームに所属していた石井美奈子さん
コンテンツのプロデュースに関わる、博報堂のカスタマーマーケティング・制作事業局、インタラクティブ部の秋原正俊氏は、今回のWebドラマは“音楽との連動”を意識していると話す。
作品の中では、清家千晶さんの「メランコリック」が挿入歌として流れるが、これによる楽曲のマーケティング効果を期待するようす。かつて、トレンディドラマでとのタイアップで挿入歌が売れたことを意識しているようだ。「最終的に、そのCDがタワーレコードでの売上増につながってくれれば」(同氏)。
会場に登場した、清家千晶さん。「メランコリック」は登場人物によって歌われるが、「自分の歌を人が歌うのを聴いたのは初めて」とのこと
一方のタワーレコード側は、ここ数年音楽市場が冷え込みつつあることを懸念していると話す。
本作のような、若者がレコードデビューに挑戦する映像作品を提供することで、「若い人に業界に入ってもらって、活性化というか、業界を盛り上げてくれれば」(タワーレコード)。Webドラマにも、さまざまな思わくが込められつつある。
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Toshiba Web Street
[杉浦正武,ITmedia]