リビング+:ニュース 2003/11/25 15:57:00 更新


NVIDIAプレゼンツCPL2003冬季大会日本予選&LANパーティ レポート (1/2)

米国のオンライン対戦ゲーム大会の日本予選会「CPL2003冬季大会日本予選」、および、それに併せた一般参加イベント「LANパーティ」が11月23日と24日に開催された。この二日間にわたるイベントの模様をレポート。

 11月23日と24日、東京都大田区で『CPL2003冬季大会日本予選LANパーティ』が開催されている。これは、米国のオンライン対戦ゲーム大会『CPL(Cyberathlete Professional League)』の日本予選会に併せて開催された一般参加イベントだ。このイベントの模様を、二日間にわたってレポートする。

 『パーティ』といっても、ご馳走やカクテルが主役ではなく、ひたすらLAN環境で対戦ゲームを遊ぶという趣向である。ネットワーク対戦ゲームの愛好者がLAN環境で遊ぶイベントとして、米国で1990年代半ばから始まり、現在では世界各地で“草の根”的に開催されている。『LANパーティ』の規模は友人宅や空きガレージなどを使った少人数の催しから、企業がスポンサードしてホテルやレンタル会議室で開催されるビッグイベントまでさまざまだ。アメリカで開催されるE-Sportsイベントの発祥は、まさにこのLANパーティの文化であり、主催者が参加者を募るためのポータルサイト『LANPARTY.COM』を見れば、週末になるたびに各地でさまざまなLANパーティが開催されている。

 『LANパーティ』はCPLにおいてもメインイベントのひとつとなっており、参加者達は米国各地から自分のパソコンを持って集まる。いつも遊んでいる自分のパソコンを使うBYOC(Bring Your Own Computer)というスタイルがLANパーティの定番だ。こつこつとパワーアップした愛機で戦うというあたりは、バイクや自動車のレースにも似ている。会場では自慢のマシンの性能をアピールしたり、ボディやカラーリングを自慢したりするプレーヤーも多く、それを見て楽しむ人も多い。

 米国ではLANパーティを対象としたニッチ市場が成長しており、大型のデスクトップ用パソコンを運ぶためのポケットつきバンドや、徹夜で遊ぶ若い人に人気のカフェイン入りソフトドリンク『BAWLS』などが売れている。参加者達は最新のスペックやゲームソフトに対する関心が高いので、大きなLANパーティになると、インテル、AMD、NVIDIA、ATiテクノロジーなどのスポンサーがつく。面白いことに、インテルが主催する大会とAMDが主催する大会はライバル関係にあり、互いに規模を競っている。NVIDIAとAtiテクノロジーについても同様だ。

 米国で『LANパーティ』が流行した理由は、ブロードバンドの家庭への普及よりも先にネットワーク対戦ゲームが流行し、ユーザ達がより速いネット回線としてLANを選択せざるを得なかったからだ。また、自動車社会もパソコンを運ぶスタイルに貢献していた。しかし日本ではネットワーク対戦ゲームよりも先にブロードバンドが普及がしたし、都市の交通手段は電車が主のため、LANパーティが成立しにくかった。しかし、今までにも『クェイク』ユーザが温泉旅館で合宿して開催したゲーム大会や、本年8月に恵比寿で開催された『アンリアルトーナメント2003』のクラン(ユーザチーム)、『Kill On Sight』主催のLANパーティなどがあり、少しずつ盛り上がり始めている。

 今回の『NVIDIAプレゼンツCPL2003冬季大会 日本予選 LANパーティ』は、企業がスポンサードするLANパーティとしてはおそらく日本初のもので、会場にはNVIDIAやAOpenの幕が並び、Xbox4台で16人が対戦できるコーナーも用意された。会場は、CPL2003冬季大会 日本予選のメイン会場『ナムコLEDZONE』からクルマで5分ほどの元倉庫で、広さは約40坪。ここに40人の参加者が集まった。参加費は2日間でひとり4,800円(早期予約割引あり)、モニタは1台4,000円で貸し出された。

 参加者は午前10時のスタート時刻から続々と来場。昼までにはセットアップを完了し、それぞれ好きなゲームで対戦相手を募っていた。初日は『カウンターストライク』のファンと初心者の対戦や『ニードフォースピード アンダーグラウンド(輸入版)』のレース大会、Xbox版『HALO』の16人対戦、『アンリアルトーナメント2003』など、随時開催されるゲーム大会で、最新のビデオカードなど豪華な賞品が提供された。

 参加者の中には今年のWCGに出場した最年少プレーヤーKIKUJI選手や、夏のCPLのチーム監督『BRSRK』氏など、国内の有名プレーヤーも訪れて、一般参加者と共に遊び、夜20時まで絶えることなく歓声が沸き上がっていた。

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会場風景。中央のスクリーンには、明日の日本予選大会のようすが映し出される予定だ

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受付では米国のプロゲーマー『フェイタリティ(Fatal1ty)』ブランドのマウスパッドや、LANパーティ御用達のカフェイン飲料『BAWLS』も販売されていた

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Xbox4台をLAN接続して、16人による『HALO』の対戦を実現。PCゲームファンの中には初めてXboxを体験した人も多かった。機材はマイクロソフト社が提供した

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プリンストンテクノロジー社のゲームに最適な液晶ディスプレイが展示されていた

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[記事提供:RBBTODAY]



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