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2003/12/15 22:35:00 更新 |
テレ朝、データ放送で携帯電話を使った双方向サービス
テレビ朝日は12月15日、地上デジタル対応チューナーのTCP/IP接続機能を利用する双方向サービスの試験運用を開始した。デジタル5ch(テレビ朝日)のデータ放送画面で携帯メールアドレスを入力すると、欲しい情報にアクセスするためのURLがメールで届く仕組み。
テレビ朝日は12月15日、地上デジタル対応チューナーのTCP/IP接続機能を利用する双方向サービスの試験運用を開始した。デジタル5ch(テレビ朝日)のデータ放送画面で携帯メールアドレスを入力すると、欲しい情報にアクセスするためのURLがメールで届くというもの。実用化の時期は未定ながら、「試験サービスのノウハウを活かし、事業化に取り組む」としている。
従来のデータ放送は、IP網(インターネット)を利用する機能は持たなかったが、地上デジタル放送のデータ放送ではTCP/IP接続機能が搭載されている。ブロードバンド回線などを使って家庭のテレビをインターネットに接続することが可能だ。テレ朝の実験サービスは、この機能を利用して、自社の公式携帯サイトへのアクセスを容易にするというもの。
番組中、データ放送の画面で携帯メールアドレスの入力フォームが表示される。リモコンを使って、ここに自分のメールアドレスを入力すると、インターネットを経由してテレビ朝日のメールサーバに届く。その後、同社の公式サイト「テレ朝 com・plete!」のURLが記載されたメールが届き、画面内のURLをクリックするだけでテレ朝 com・plete!にアクセスできる仕組みだ。
サービスイメージ(クリックで拡大)
これを応用すると、たとえば番組中に出演者のメッセージや番組の見所を携帯電話で閲覧するといったサービスを提供できるという。また、当初は携帯メールをターゲットとしているが、PCやLモードへの対応も予定。さらに、同社が構築中の「通信系基盤システム」と連携することで、データ放送を利用したショッピング番組も可能になるとしている。
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[芹澤隆徳,ITmedia]